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by usamari
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ニュースの天才【SHATTERED GLASS】

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アメリカで実際にあった、人気ジャーナリストによる記事捏造事件。事実を基にした本作は、ジャーナリストの姿勢を改めて問うものであった・・・・・はずなのに、話が浅くてがっかり。私はこの事件のことをまったく知らなかったので興味深く見たけど、ジャーナリズムについて深く考えるような作品にはなれなかった。面白く出来そうな題材なだけに惜しい!

人付き合いがうまく、誰からも愛されるスティーブン・グラス。彼は権威ある「ニュー・リパブリック・マガジン」の編集者として次々と面白い記事を発表し、皆からの尊敬と愛を得るが実は記事の半分以上は彼が創作した捏造記事。それがバレそうになり、必死にありもしない人物の電話番号をつくり、架空の会社のサイトまで作ってしまうという「ウソつき病」の彼。バレたらあっさり謝ればいいだろうと開き直ってまた人に甘える。ジャーナリズムがどうのこうの、という前に人としてイライラしてイヤな奴。いちいち「are you mad?」と聞き、自分を助けてくれとぬけぬけと助けを請う姿は本当に嫌悪感を覚える。こんな人が実際にいたんだね。

DVDの映像特典で、スティーブン・グラスのドキュメンタリーがついてたけど・・・・インタビューにも淡々と答えてて本当に悪いことをした、ってわかってないような、こいつまたウソつくんだろうな、という感じだった。こういう人って、ジャーナリストとして失脚しても、またうまいことどこかで成功するんだろうな・・・。

ストーリーや主人公の心理描写の描き方が甘く、「あぁこんなことあったんだ」という以上の何かがなかった。でも、スティーブンのウソが次々に暴かれるところは、サスペンスのようにドキドキしたし、主人公を演じたヘイデン・クリスティンセンの演技と、ピーター・サースガードが良かった!ヘイデンって結構うまいんだね。イヤな奴っぷりが最高でした。さすがダークサイドに落ちたダース・ベイダー。政治も記事もイマイチだけど、実直で責任感のあるボスを演じたピーターもすごく良かった。この映画は、この2人と相変わらず可愛いクロエ・セヴィニーっていう俳優たちに助けられた。

しかし、アメリカの権威ある雑誌のくせに、事実かどうかのチェックが甘すぎ・・・・・。現実って、そんなもんなのね。

Story
1998年、ワシントンD.C.。25歳のスティーブン・グラスは、アメリカ大統領専用機に唯一設置され国内で最も権威あるといわれる政治マガジン“THE NEW REPUBLIC”に勤める最年少の編集者。彼は斬新な切り口で身近な政財界のゴシップを次々とスクープしてスター記者へと成長していく。一方で、その驕らない人柄から社内外での人望も厚かったスティーブンだが、ある時彼の手掛けた“ハッカー天国”というスクープ記事が他誌から捏造疑惑を指摘されてしまう。そしてそれを機に、スティーブンの驚くべき事実が発覚していく…。

監督:ビリー・レイ
出演 ヘイデン・クリステンセン、 ピーター・サースガード、 クロエ・セヴィニー、 スティーヴ・ザーン
2003年 アメリカ

ニュースの天才 オフィシャルサイト(英語)

2005.11.13  ★★☆
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by usamari | 2005-11-14 00:38 | た/な/は行の映画