M:I:Ⅲ
2006年 07月 15日
とりあえず、こういうアクションは映画館で見ないとね!ということで、全く期待せずに見に行きました。1作目のブライアン・デ・パルマ、2作目のジョン・ウーに続き今回はTVドラマ「LOST」の監督、J.J.エイブラムス。「LOST」のような、ドキュメンタリー感のある映像が特徴的でした。クリアな映像の1作目、完全にトムのプロモーションビデオだった2作目より、今回が一番オーソドックスな「スパイ映画」のような映像作りだったような気がする。
しかし・・・・これ、すでに「ミッション・インポッシブル」じゃないっすよ。スパイじゃないもん。チャーリーの出てこない「チャーリーズ・エンジェル」のほうがまだスパイ映画です。まず、スパイは家族持っちゃいけません。別物の映画になっちゃうよ・・・・「トゥルー・ロマンス」とかね。今回は、イーサンが結婚するところから始まります。で、奥さんが悪者に拉致られて、救いに行くという。
・・・・ふつーのアクション映画じゃん。
ストーリーはまぁアレですが、この映画の好きなところは色々なところへの潜入作戦。スパイグッズやチームワークを駆使してのミッションは、見ごたえありです。結構長い映画ですが、テンポが良いので飽きないし。
そして、悪役を演じたフィリップ・シーモア・ホフマン!完全なサド。しびれますね。大好きです。表情を全く変えないところがまたキモさ満点。彼のアカデミー受賞作「カポーティ」はまだ途中までしか見ていません・・・・が、かなりうまいです!!!ほんとに。確か今年の秋に日本公開予定です。
腐ってもトム、オーラのある男は違います。トム様オーラ出まくり。しかし、奥さん役の人がどーもケイティ(リアル奥さん)に似ていてなんだかなぁ・・・という感じ。あまーいラストといい、夏のデートムービー!という感じですね。そういえば、何気に、ジョナサン・リース・マイヤーズが出ていて嬉しかったっす。
こういう映画は、突っ込みどころ満載でも、迫力ある映像とテンポ良く一気に見せてくれれば、問題ありませんね。そういえば、今ダン・ブラウン(ダ・ヴィンチ・コードの作者ね)の「天使と悪魔」を読んでいるんだけど、あの小説はヴァチカンが舞台。そしてこの映画の中でヴァチカンに潜入するシーンがあって「おぉ!ヴァチカンってこんな感じなんだ」と全く関係ないことを考えていました(笑)
NOTE
監督:J・J・エイブラムス
出演: トム・クルーズ フィリップ・シーモア・ホフマン ヴィング・レイムス マギー・Q ジョナサン・リス=マイヤーズ
2006年 アメリカ
Story
超一流のスパイとして活躍したIMFのエージェント、イーサン・ハント。現在は引退し、教官として優秀なスパイの育成に務めていた。私生活でもフィアンセの看護士ジュリアとの結婚を控え、充実の日々を送っていた。そんなある日、イーサンのもとにIMFから新たなミッションが届く。教え子である女性エージェント、リンジーが悪の組織に拘束されてしまったのだ。さっそく同僚と共に救出へ向かうイーサン。やがてそんな彼の前に、国際的な闇ブローカー、オーウェン・デイヴィアンが立ちはだかる…。
2006.7 ★★☆
by usamari
| 2006-07-15 23:36
| ま/や/ら/わ行の映画