movie+music+love=maimai


by usamari
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2008年 01月 25日 ( 12 )

「男はずるいロマンティスト。女は罪なリアリスト」

おぉ!その通り!
久々に、このキャッチコピーというものに惹かれた映画。

知り合いの結婚式で、10年ぶりに会った元恋人同士。初対面のようなフリをして、本音を隠しながらも徐々に昔に戻っていく二人の一夜を、じっくりと描いています。

画面は2分割で男性側・女性側の目線、昔と今の二人のシーンが交互に出てきます。ちょっとウザったい部分もあるけれど、セリフと共に出てくる昔のシーンと今のシーンの比較がなかなか面白い。彼女から見た思い出、彼から見た思い出。会話の中で、実はもっと深い二人の関係が明らかになっていきます。

今はお互いパートナーもいて幸せに暮らしているけど、でも、お互い一番忘れられなかった人。そんな相手と会ったら、どうしますか?憎しみも苦しみも、10年経てば大抵は過去になる。だから、男は忘れられなかった彼女との再会を喜び、昔の気分に戻る。でも女は現実を見ているから、ロマンチックなだけでは心は戻らない。男の無責任な無邪気さ、女の冷静さが良く出ています。

大人になると、大切なものが多くてだんだん自由がきかなくなり、恋愛さえも出来なくなっていく。何も縛るものがなく、自由に恋していた頃が一番いい思い出なのは当たり前。我慢すること、守ること、色々な事を学んで不自由になっていくんだなぁ、と実感。

ヘレナ・ボナム=カーターとアーロン・エッカートの洗練された雰囲気や、会話が絶妙でいい。ほとんどこの二人しか出てこない、ホテルの中だけの映画だけど飽きさせない演技力は見事。

本気の恋をしたことのある、大人の男女向けですね。感じるものがあるはず。

2007.7.30 ★★★☆
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by usamari | 2008-01-25 15:09 | あ/か/さ行の映画

ボビー【BOBBY】

映画館で見逃してしまった。思ったよりだいぶ良かった!!!とりあえず、テーマとキャストだけでもう見たい!度が高かったのです。

監督はあのエミリオ・エステヴェス(チャーリー・シーンの兄、マーティン・シーンの息子ね)。正直、彼にここまでの才能があるとは思わなかった。

1968年6月5日、時期アメリカ大統領候補として大きな期待を寄せられていたロバート・F・ケネディ上院議員が暗殺された。その暗殺されたホテルを舞台に、居合わせたさまざまな人々を通してアメリカの悲劇を描くグランドホテル形式のドラマ。

出てくる主要人物は20名以上、エピソード、人種も様々。選挙事務所の人々、ボランティアの若者、戦争に行くのを止めるために結婚するカップル、大物歌手とそのダンナ、浮気するホテル支配人とその妻、退職したドアマン、レストランで働く移民たち。正直、いらないなぁと思うエピソードもあるし、つなげ方が荒っぽい感じもするけど、中には当時のアメリカの情勢が見えるようなものもあり、興味深い。

キャストは実に豪華!アンソニー・ホプキンス、デミ・ムーア、シャロン・ストーン、ヘザー・グレアム、ウィリアム・H・メイシー、リンジー・ローハン、イライジャ・ウッド、ローレンス・フィッシュバーン、クリスチャン・スレイター、ヘレン・ハントなどなど書ききれず。。。デミ・ムーアとシャロン・ストーンの女性ならではのシーンがとっても良かった。シャロン・ストーンの安っぽいメイクや年取った疲れ加減に、女優根性を見た気がした。(あ、デミのダンナのアシュトン・カッチャーもちらっと出ていたような)

時折、当時の実際の映像やボビーの肉声のスピーチを使ったのはとても効果的。暗殺シーンとそこにかぶさるスピーチは、涙なしでは見られません。ほんとに、ほんとに惜しい人を亡くしたんだなぁ。。。ボビーが生きていたら、大統領になっていたら、今頃こんなアメリカにはなっていなかったのかもしれない。とさえ思わせます。

ボビーが当時の小学生に語っていた内容で、「これから近い未来、N.Yはみんなが毒ガスマスクをしているかもしれない。このままで行ったら空気が汚染され、大変なことになる。車のガスの規制や環境問題が大事だ」というようなことを言っていて、空気汚染じゃないけど9.11の後、毒ガスマスクほんとにしていたよなぁ。。。とか、ボビーのスピーチの内容は、怖いくらいに先見の明があって説得力があります。

歴史ものってなんか難しそう、って思うけど、これは楽しみながら見れるのでホントお勧め。アメリカの歴史を知るためにも是非!

2007.8.15 ★★★★☆
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by usamari | 2008-01-25 15:07 | た/な/は行の映画

かもめ食堂

小林聡美、片桐はいり、もたいまさこの”猫が好き”キャスト。フィンランドのヘルシンキで日本食レストランを開いている小林聡美と、ちょっとワケありっぽい観光客や地元の人たちの出会いを描いています。

食堂の空間、主人公の部屋、フィンランドの景色、森、そういったものがとっても心地いい。ゆっくりしていて、無駄なものがなくて、シンプル。ストーリーはあってないようなもんだけど、退屈はしない。3人の絶妙な間で結構笑えるし、画面から漂ってくる空気に癒される感じ。

やはり皆芸達者だねー。小林聡美は、とっても魅力的でした。そして出てくる料理がどれも美味しそう!!本当に。シナモンロールのシーンで、おなかがすいてしまい、朝食べようと思っていたシナモンベーグルを思わず食べてしまった。

なんでフィンランドなのかとか、こんなに客がいなくて生活していけるのかとか、主人公たちの過去とか、ビザは大丈夫なのかとか、説明が全くなくリアリティは全然ないけどそんなもの必要ないんだろうね。つじつまの合わないことも沢山あるけど、そこがまた余計なものがなくていい。大人のファンタジーだね。過去を説明しないのは、今に必要のないことだから。話したくなったら話すんだろうし。

もたいまさこが帰国するかも、という時に、結構あっさりした主人公の「いつまでも同じ、ということはないんじゃないですか。人は変わっていくものだから」という言葉は、変わることはわかっていても、今が楽しいからいつまでも変わらず同じでいたいと思う私はハっとしました。さらっとこういう言葉が出てくる映画は好きです。

はーなんか癒された。
何かから逃げるように海外に行った彼女たちが癒されているのを見て、私も海外逃亡したくなった(笑)

2007.8.26 ★★★☆
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by usamari | 2008-01-25 15:06 | あ/か/さ行の映画

Sicko

マイケル・ムーアの最新作。
今までで一番評判が良いということで、早速見てきました!

確かに、今までのマイケルとは一味違う!ロジャー&ミーの頃からだいぶ大人になったようです(笑)見る人の心への訴え方がうまくなりました。いつもなら、自ら進んで保険会社の重役へ訴えに行くところを、ぐっと抑えて私達へ「行動すること」を託しています。

アメリカはご存知のように、国民健康保険がありません。その代わり、民間の保険会社に各自加入して、加入できない人は自力で治すか大病になったら破産。その問題もあるんだけど、この映画は「民間保険会社に加入している人」に焦点を当てたドキュメンタリー。

毎月高いお金を払って加入しているにもかかわらず、いざ入院、手術で給付される段階であれこれと理由をつけて給付を払わない保険会社。日本でもあることだけど(保険調査員とかいるもんね。保険金殺人とかあるし)、アメリカは異常。

骨髄移植が必要な夫は、マッチしたドナーが現れたにもかかわらず、保険会社がなかなかお金を給付しないために死んでしまった。高熱が出た娘を近くの病院へ運んだら、その病院ではその子の入っている保険会社の適用外だからと他の病院に行けといわれ、その途中に死んでしまった。22歳で子宮がんになった女性に、「あなたの年齢でそのがんはあり得ない」と支給されなかった女性。契約前に書くような類ではない些細な病気を記入していなかったと指摘され、保険契約を切られた女性。保険会社によって苦しめられている様々な人たちが出てきます。

まさに国民の命綱なのに、政府は保険会社の利益のために裏金をもらい、天下りをし、企業に有利な法案を通す。治療を拒否した(保険適用を却下した)医師のほうが給料が良く、ボーナスを支給したりする。

国民皆保険制度を公約にしたヒラリー・クリントンは、巨大な保険市場から目の敵にされ、その公約は抹殺されたしまう。国民健康保険にしたら、保険会社の利益が成り立たないから。

命を営利目的にしていいんだろうか?命に値段はないというけど、実際アメリカにはあるんだろう。お金を持たない人々は特に、最初から命はないも同然の扱い。

そんな人々や狂った社会のドキュメンタリーを、重くなくジョークさえ飛ばしながらテンポ良く見せる手腕はさすが。観客を飽きさせないドキュメンタリーは、色々な問題を幅広い人たちに知ってもらえるからマイケル・ムーアの功績は大きい。

ただ、アメリカは世界一の医療技術を持つ国だし、薬の開発もアメリカが一番。でも、その恩恵を受けられるのは一部の裕福層だけ。国として国民の健康を維持できないというのは第三国より劣ると思う。

日本も「医療構造改革」で民間へ保険を移行する動きがあるらしい。医療は大きい儲けになるから。どうしてそういう悪いところだけアメリカに倣うんだろ?もはや他国の話ではない。自分自身に降りかかってくるかも、と思うとゾっとする。。。
その辺のホラー映画よりよっぽど怖い映画です。

とりあえず、カナダ人と結婚するか、フランスに移住したくなる映画です(笑)

2007.9.8 ★★★★☆
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by usamari | 2008-01-25 15:05 | あ/か/さ行の映画
映画館で見そびれたこの作品。サントラまで買って準備万端だったのに(笑)

カンヌで上映されたとき、かなり批判されたらしく、評価も賛否両論。でも、私は好き。マリー・アントワネットという人物を通して複雑な歴史を見せる、というよりもただの女の子のお話、という感じでメルヘンチックなのがさすがソフィア・コッポラ。徹底していて良いです。やっぱ私はソフィア・コッポラの感覚が好きなんだなぁ。

世界中で、ダイアナ妃の次に有名であろうマリー・アントワネット。浪費家で頭空っぽのお姫様、そして悲劇のヒロイン。14歳でフランス皇太子へ嫁ぎ、18歳で最高の権力と財力を得てしまったらこうなってしまうんじゃないか、と思ってしまうけど。。。若いときなら朝まで遊んで、自分のしたいことして、ってやりたいよね。っていう、マリーに共感するように作られた映画。フランス革命なんて有名すぎて、ほとんど割愛。マリーの知らないところで突然暴動が起きてこうなってしまった。。。という感じ。

とにかくもう、全ての画面のドレスやら靴やらお菓子やら小物やら、かわいくってしょうがない!!本物のベルサイユ宮殿で撮影されただけあって、まさにメルヘンの世界。シンデレラとか、ディズニープリンセスを思い出してしまった。色調をパステルトーンにして、甘い甘いプリンセスの日常を監督らしく描いていてほんと萌えます(笑)映像はたまりません。

淡白でオタクで不器用なルイとセックスが出来ないことが悩みの種。子供ができないせいで不感症といわれ、宮廷内でバカにされて、鬱憤を晴らすように遊びまくるマリー。あれ、現代の奥さんと変わらなくない?(笑)でも後半は、財政が厳しいといわれダイヤモンドや宝石類はもういらない、とか国民に頭下げたり、最後まで夫と一緒にいる、と言い切ったり、ちゃんと成長しています。

確かに全てがさらっとしすぎているけど、ところどころに一瞬ハっとするシーンが入っています。サントラも良く、映像もかわいく、キルステン・ダンストもハマっていてそれだけでも、もう満足。特にラストシーンが最高に良い!

夢見心地とはまさにこのことだな、と思う。ちょっと切ない青春映画という感じ。これは、確かに頭の堅い批評家のおじさんたちにはわからない感覚だろうな(笑)

2007.9.9 ★★★★★
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by usamari | 2008-01-25 15:03 | ま/や/ら/わ行の映画
これまた映画館で見そびれた作品。

ビヨンセ、ジェイミー・フォックス、エディ・マーフィ、ダニー・グローバーが出演、そしてアメリカン・アイドルのジェニファー・ハドソンがアカデミー助演女優賞受賞という豪華なミュージカル。

モデルはどうやらダイアナ・ロスがいたシュープリームスのようだけど、私はあまり知らないのでその辺のウンチクはなんとも。とにかく60年代から70年代風の歌と音楽のショーの迫力はすごい!豪華でザ・エンターテインメントという感じ。

内容は売れないガールズグループの成功の物語で、目新しいものはなく、ベタベタなストーリー。栄光と挫折、仲間の裏切り、そして人生を見直すという。内容はあまりピンとこなかったなーーー。

この映画でよかったのはビヨンセの美しさとエディ・マーフィの演技。ジェニファー・ハドソンに食われてる、といわれるけどビヨンセはまさしくカリスマ。見ているだけで満足~ペネロペ・クルスと同じくらい、もっと見ていたい・・・と思わせる美しさ。エディ・マーフィーの深みのある演技、落ち目のスターという役どころが今のエディとかぶって、なんだか切なかった。ステージ上のエディは輝いていて、楽しくて、素敵でした。

助演女優賞のジェニファーは外見がアレだけに、歌は確かにうまいけど・・・・という感じ。演技もうまくないしね。正直、途中から彼女の歌に飽き飽きしてしまって、それで楽しめなかった気がする。ソウルといえばそうなんだけど、くどい。結局辞めさせられたのも自分のわがままのせいだし、大して生まれ変わってないじゃん、と思った。それを演歌のように歌い上げられても・・・彼女の歌声は、私には向かなかったようです。

監督のビル・コンドンは「シカゴ」の脚本家であり、「ゴッド・アンド・モンスター」の監督だから結構期待していたんだけど、これは作品賞ノミネートされなかったのも納得。主演が誰なのか、明確にわからなかったので誰に共感していいかもわからず、散漫な印象。

ショーの豪華さ、ビヨンセの美しいコスプレ?は満足だったのでまぁこんなもんかな、という感じ。それにしてもジェニファー・ハドソンこそがドリーム・ガールだね!関係ないけどアメリカンアイドルシーズン6のメリンダがこういう風にデビューしてくれたら嬉しいな。

2007.9.9 ★★★
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by usamari | 2008-01-25 14:55 | た/な/は行の映画

ヘアスプレー【HAIRSPRAY】

やっと見てきたよーーー!10月中旬より公開の「ヘアスプレー」。この映画は元々、あの変態監督ジョン・ウォーターズがオリジナル。伝説の女優(?)ディヴァイン、新人リッキー・レイクが話題を呼んだミュージカルです。

60年代、ボルティモア。超おデブさんの女子高生トレーシーは、歌と踊りが大好き!偶然、地元TVのショーへ出る機会があり一躍人気者に。でも、美人でスリムなライバル母娘がトレーシーとこれまたおデブの母に罠を仕掛け、トラブルに巻き込まれてしまう。そんな中、一大イベント「ミス・ヘアスプレー」コンテストが迫ってきて・・・・?!

とにかく明るく楽しく、素直に見れる映画です。とはいえそれだけではなく、人種差別もテーマなのです。60年代はまだ黒人に対する差別があり、ボルティモアのような田舎ではまだ激しくて、トレーシーのような自由な考えの持ち主は少ない。でも、トレーシーの家族や友達が味方になり、田舎町の考えを変えてゆく。

新人のニッキー・ブロンスキーちゃんが超デブなのにキュートで、歌も踊りもカワイイのです。最後には美人に見えてくるから不思議。人間外見じゃないのね、っていう見本のような映画。オリジナルの毒っ気が薄まっている分、万人ウケしてハリウッドらしい映画になっていますが。。。

ファットボーイ・スリムのミュージックビデオでのダンスが見事だったクリストファー・ウォーケンのダンスも必見。ミシェル・ファイファーのイヤな女っぷりも天晴れ。クィーン・ラティファの迫力、今アメリカで大人気のザック・エフロンの爽やかさ、キャストも豪華!ザックは日本じゃまだそんなに認知度がないので、この機会にチェックしてみては!10月頭にプロモーションで来日予定。

ただ・・・・
ジョン・トラボルタ(デブのお母さん役。女装でキモい。。)はどんなもんだろ。歌も下手だしダンスはデブの特殊メイクしているからかキレがなく、とにかく異様に浮いてます。この映画の条件が、「お母さん役は女装、主演は新人」ということで始まったので(昔のオリジナルがそうだったから)、まぁトラボルタなら話題性もあるだろうということだと思うけど。。。サタデー・ナイト・フィーバーのトラボルタが好きだった人は泣くよ(笑)

でもとにかく冒頭から踊りだしたくなるくらい、キュートでワクワクする映画です。60年代の衣装もとってもカラフルで、目にも楽しいミュージカル。久々に素直に「面白かった!」と言える映画でした。映画館でぜひ!

2007.09.14 ★★★★☆
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by usamari | 2008-01-25 14:54 | た/な/は行の映画
思い入れの強い作品。なぜなら、ジェームズ・エルロイの原作ファンだから!映画館で見そびれてしまったけど、やっと見れました。

何度も何度も読んだ原作。でも、監督がブライアン・デ・パルマだからどうかなぁと思ってました。随所にデ・パルマらしさが出てたし、40年代の暗黒の雰囲気もほどほど、原作の持つオドロオドロしさは薄く、あの原作をよくまとめたなぁとも思ったし、というか、ようは中途半端。

ハリウッドで実際にあった娼婦"ブラック・ダリア"殺人事件。なぜ2人の刑事がこの事件に狂わされてしまったのか、2人のファム・ファタル(運命の女)の存在、ノワールの匂いプンプンなのにどうもなりきれず。同じエルロイ原作の「L.A.コンフィデンシャル」が良く出来すぎていて比較されちゃうのもかわいそうだけど。

ジョシュ・ハートネットとアーロン・エッカートじゃ役不足だったかな。いやいい男だけどね。体もいいしね。でももっとこう、ワルっぽくて危ない匂いのする、色気のある男がよかったなースマートな悪徳警官役。。。ってそういう役者がいないのか。。。L.Aの曲者俳優を使ったアンサンブルキャストは、今思うと奇跡。キム・ベイシンガーもすばらしかったしね。

スカーレット・ヨハンソンはああいう古い時代の格好が似合う似合う。でも、もっと悪女役がよかったからヒラリー・スワンクの役が合っていたかも。てか、ヒラリー・スワンク・・・・明らかにミスキャストじゃ・・・美人?とびきりの美女なのか?とずっと頭に「?」が付いたまま見てしまったよ。いや、きれいだけど色気がね。

死体発見前後の映像(映画ならではのマジック)、スローモーション、そしておなじみの階段アクション(?)影の演出、デ・パルマ節が所々にあり、映像を堪能できました。

一番良かった(印象に残った)のは、フィオナ・ショウの怪演。お見事。ハリポタのペニチュア叔母さんの人ね。

複雑な原作にしてはすっきりまとめて、わかりやすかったし映像になったことで良くなった部分もあったけど、なんか惜しいなーという1作。原作が良すぎるからか。いや、それでもデ・パルマさんだから許せるしキライにならないよ!「ミッション・トゥ・マーズ」ほど酷くなかったから許すよ。。。さ、また原作読み返そう。

2007.9.23 ★★★
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by usamari | 2008-01-25 14:52 | た/な/は行の映画

2007年11月に観た映画

一言感想を。。。

●キンキー・ブーツ
kinky=〔性的に〕異常な、変態の、倒錯した
という通り、ドラッグクィーンたちのブーツを作って話題になった、小さな小さな倒産しかけたアイルランドの靴屋さんの物語。実話を元に作ったそうです。「カレンダー・ガール」や古くは「フル・モンティ」なんかを思い出す、笑いあり涙ありの人生ドラマ。主人公にインスピレーションを与えるおかまちゃんが、キレイじゃないのがまたいいんだな(笑)ちょっと心が温まる小作品です。

●タロットカード殺人事件
なぜこんな邦題をつけたのか・・・原題どおり、SCOOPでいいじゃんね。愛すべきウディ・アレン+新ミューズ、スカーレット・ヨハンソンのライトコメディ。「マンハッタン殺人ミステリー」的な感じで、またまた舞台はロンドン!よっぽどお気に召したのね。ちらちらっと出てくるイギリスに対する皮肉、小気味良いテンポも健在。やはり、ウディの映画は本人が出たほうがいい。他の役者だと、せりふが浮くから(笑)今後はなんとコリン・ファレル、ユアン・マクレガー主演のイギリス映画、そしてまたまたスカーレットとペネロペ、ハビエル・バルデムのスペイン映画があるそうで!!!なんて素敵なキャスト。楽しみ!

●不都合な真実
政治家にとって不都合な地球温暖化の真実。ブッシュ政権は、科学者達は、真実を隠しちゃいけません。とにかく、身近で怖かった。

●13/ザ・メッティ
グルジアのモノクロ映画。ちょい昔の「π」なんかを思い出す。大金をかける13人のロシアン・ルーレットを描いたサスペンス映画。なかなか緊迫感があり、カメラワークも良く、面白かったです。ただ、ちょいとラストがあっさり終わりすぎた感が・・・今度ハリウッドでリメイクするそうです。やめときゃいいのに。

●ボーン・アルティメイタム
タダ券で見てまいりました。ボーン。一緒に行ったシュパは最悪って言ってましたが私は結構面白かった!ストーリー性なんて求めてないので、アクションがカッコよけりゃいいんです。その点、この作品は楽しめました。至近距離で細かくカット割りしているのにわかりやすいアクションシーンはお見事。ボーンが笑っちゃうくらい強くて、スカっとしました。シリーズ全部見ましたが、これが一番良かったかも。

●ゆれる
オダギリジョー、香川照之主演のサスペンス。ある事件をきっかけに起こる対照的な兄弟の葛藤、心理描写が見事に描かれています。奔放な弟に嫉妬しながらも、実直な兄。いつも優しかった兄を信じられなくなった弟。様々なシーンが鮮やかに映し出され、ハッとし、私達の心も揺さぶります。そしてラスト、真実は藪の中。主演の二人はほんとにすばらしい演技でした。香川照之はやっぱりすごい。てか、この女性監督が若干32歳っていうのもすごい。

●メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬
コーヒー飲んで地球調査しているトミー・リー・ジョーンズ、本業はこちらです。トミー自ら監督、主演の西部劇+ロードムービーといったところ。死んだらメキシコの故郷に埋めてくれ、と言っていた友人のために、死体をかかえ彼の故郷まで旅をするカウボーイ。シンプルな話なんだけどホントに良く出来てる。田舎の退屈さ、メキシコの違法入国者、乾いた大地、色んなことを見せながら男臭い映画に仕上がってます。トミーのなんともいえない優しい演技、男の友情にぐっときます。うーん、うまい。

この中だと、やはり「ゆれる」は色んな意味で、忘れられない。次の映画が楽しみな監督ですな。
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by usamari | 2008-01-25 14:48 | 映画あれこれ
ひじょーに、怖い映画です。

「Shall we dance?」の周防監督の最新作。やっとDVDで見ました。

乗車率250%の朝の通勤電車で、女子中学生に痴漢に「間違われ」てしまった26歳フリーター。やってません、と普通に否認しているだけなのに、あれよあれよと逮捕、取調べ、留置、裁判。警察の「やっているだろう」という前提の取調べは、調書が勝手に書かれて、裁判で有利な証拠になってしまう。

犯罪を認めたほうが罰金だけでその日に釈放、無実の人のほうが大変な負担を負うというのはどうなの?犯罪しても認めたほうが楽、無実のほうが大変って。

警察も、検察も、裁判官も、「犯罪者」という前提の下で全てを機械処理的に進めていくから当の本人の主張なんてないも同然。1日に何件もの案件をかかえ、有罪にしたほうが警察、検察の面目が立ち、評判が良くなるというシステムはどうなんだろう。高潔な場でなければならないのに、結局は全て個人の利益。

裁判所は、真実・無実を見極める場所じゃないという現実。やってないんだから、有罪にならないだろうと思ったら大間違い。人が人を裁くという難しさを思い知った。

などなど、色々なことを考えさせられた。これを見ておくと、警察の調書に納得しないままサインをするのはとにかくやめようと思う(いや、そういう状況にならないことが一番だけど)。

映画としても非常に良くできていて、考え抜かれたセリフや画面の構図、全体的に丁寧な作りで重いテーマながら一気に飽きることなく見れた。毎朝満員電車に乗るサラリーマンの皆さんは必見。電車で怪しい動きは絶対しちゃいけませんよ!

しかし、こういういい邦画が最近増えて嬉しいなぁ。

2007.12.1 ★★★☆
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by usamari | 2008-01-25 14:47 | あ/か/さ行の映画