movie+music+love=maimai


by usamari
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2008年 02月 11日 ( 2 )

潜水服は蝶の夢を見る

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「バスキア」「夜になるまえに」のジュリアン・シュナーベル監督の、超話題の最新作。カンヌや各賞を総なめ、フランス語にもかかわらず、アカデミーの監督賞などにもノミネートされています。

おすぎが褒めまくっていて、どんだけ良い映画なんだろうと見にいったのですが、、、コンディション?が悪くとても眠いときに見てしまい、実は、ちょこちょこっと寝てしまったのでした。

いやでも話はわかるし、でも、眠すぎて感情移入できなくて、集中できなかったよ。。。

映像がとにかく素晴らしくって、どうやって撮影したの?!というようなものや、大胆な構図、心象風景なんかがとても美しい。こりゃアカデミー撮影賞取るんじゃないだろうか。

バリバリの働き盛り、ELLEの編集長で人生を謳歌していた男が突然脳梗塞になり、今までの人生を失ってしまうが、植物人間状態になってみて初めて色々なことを感じ、また生きよう、と決意する物語。実話らしいです。植物人間といっても意識ははっきりしていて、人の言葉は聞こえる。でも、ただしゃべれず動けないだけ。唯一動かせる左目の瞬きだけで、意思を伝え、本を書き上げます。

アルファベットを頻出順に並べて読み上げ、その単語のところで1回瞬きをする。そうやって、文章にしていく。これは本当に気の遠くなるような作業で、周りの看護師達の努力にもただただびっくり。

「ロックト・シンドローム」という、意識が中に閉じ込められてしまう状態。まさに、肉体は潜水服を着ているように自由がきかないが、「記憶と想像力」で生きていける。蝶のように羽ばたく想像力で。

人間、自分の意思が伝わらなくて閉じ込められた状態で初めて「自己」というものと向き合って、認識できるのかもしれない。そうやって、僕は初めて目覚めた気がする。ないがしろにしていた家族、支えてくれる周りの人の大切さ。人間の生きるということの強さと、記憶や想像力の素晴らしさを教えてくれる作品です。

映像も、役者も、音楽も、ストーリーも、総てが奇跡のようにまとまっていて秀逸な作品。ほんとに集中力がなかったのが残念。。。フランス語って眠くなるね(笑)

ただ、あの映像の美しさを、また、感じたい。
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by usamari | 2008-02-11 16:58 | あ/か/さ行の映画
待望の、ティム・バートン最新作。

一言で言うと、グロくて切なくて面白かった・・・

ティムにしては珍しい、リアルな描写の復讐劇。日本に昔からあるような、普遍的な悲しいお話。

冒頭からミセス・ラベットのお店までの映像はほんっとに楽しく、御伽噺の幕開けのようなオープニング。ミュージカルだけに、「歌」に引き込まれるかどうかで面白さが変わってしまうと思うんだけど、ジョニー・デップの歌は、決してうまくはないんだけど本当に感情がこもっていて、歌がうまくて芝居の下手な役者がやるより全然よかったです。ティムが言っていたけど、クラッシックなナンバーも、ジョニーが歌うとロックのように聞こえて新しい、と。確かに。

くすくす笑ってしまう場面もあり(サシャ・バロン・コーエンなんて最高!)、美術と歌と役者が皆素晴らしく、ホラーとはいえ私は十分楽しめました。最後も美しく、悲しく、グっときましたよ。ヘレナ・ボナム・カーターが哀れ。

R-15ってそんな大げさな・・・と思ったら、本当に、ちょっとでも血が出るのがダメな方、ティム・バートンの作品を見たことがない方は楽しめないかも・・・・コスプレジョニー・デップが好きなら耐えられるかな??

途中、人を切りすぎて血がドバドバ出ているのを観て、「キル・ビル」を思い出してなぜか笑いが止まらなくなってしまった私・・・頭おかしいです。

純粋に人を愛する、ということと憎しみというのは本当に紙一重なんですね。純粋だからこそ、反動も大きく、残虐な行為さえもが美しく昇華すると勘違いしてしまうのかも。だけど、復讐は復讐しか生まず、悲劇の連鎖が続いてしまう。。。本当に悲しい物語でした。

2008.1.20 ★★★★
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by usamari | 2008-02-11 16:57 | あ/か/さ行の映画