movie+music+love=maimai


by usamari
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カテゴリ:た/な/は行の映画( 39 )

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「プリンセス」女優からの脱却を図るアン・ハサウェイ!前作「ブロークバック・マウンテン」ではいい味出してました。この映画では・・・・やっぱりお嬢様というか変身キャラというか(笑)

ジャーナリストになりたいという夢がありながら、期せずしてカリスマファッション誌のアシスタントになった女の子が、徐々に仕事に慣れ、ファッションセンスも磨かれ、自分の本当にやりたかったことを見つけていく物語。

とにかくファッション!見ていて楽しい。主人公を演じるアン・ハサウェイが元々美人でスタイルがいいから、最初に垢抜けないと言われても、後で変身してもあんまり大差がないような・・・化粧とファッションが多少変わったくらいで。あの目元の化粧は素敵。目の覚めるような緑のコートと、パリでの黒のドレスが良かった。

しかし、そんなたった何ヶ月かで仕事を悟ったような主人公は・・・ま、映画だなぁ、と。もう少し、ファッションの世界で頑張れたような気もするし。鬼と恐れられるミランダに、そこまで言わしめるほどの才能があったのかとも思うし。そもそも、彼女にジャーナリストとしての才能があったっていうのがもう、コレ系の映画としてお約束。最後は気心の知れた彼の元へ・・・パリでの浮気はなかったことに?!え!?あんまり彼女には共感できなかったなぁ。

でもテンポもいいし、見ていて飽きないし、ファッション誌の裏側っていうのはやっぱり女の子は見たい。おしゃれだし、楽しみました!!音楽がモロ今ドキっていうのが、何年後かに見て、「ワーキングガール」のようにちょっと気恥ずかしいんじゃないかと思うけど。パリの夜景にU2。うーん。

しかし・・・・さすがメリル・ストリープ!!彼女の演技は、どこか現実離れしたストーリーの中でも引き締まるし、ファッション界のボスっていう役どころはピッタリ。知的で美しく、私生活を犠牲にしても自分を曲げない。素晴らしい。 潔くてカッコイイ!

オープニングの「仕事に出かける女性の身支度」が、素敵でした。ピンヒールはいて、颯爽と朝のNYを闊歩する女性達。あぁー新しい靴が欲しい(笑)

Note
監督:デヴィッド・フランケル
出演: メリル・ストリープ アン・ハサウェイ エミリー・ブラント スタンリー・トゥッチ
2006年 アメリカ

プラダを着た悪魔 オフィシャルサイト

「プラダを着た悪魔」の映画詳細、映画館情報はこちら >>

★★★☆  2006.11.25
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by usamari | 2006-11-26 11:41 | た/な/は行の映画
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早速見ましたよー、ダ・ヴィンチ・コード!!
平日昼間だから空いてるだろうと思って歌舞伎町へ行ったんだけど・・・・立ち見がいました(笑)すごーい。 さすが大人気!

結論から言うと、私は原作を読んでいたので、ミステリーの部分としてはあまり楽しめなかった、、、確認作業というか、思い出し作業というか。思ったほど感情的な場面がほとんどなかったり、主人公2人の暗号を解く場面があんまりエキサイティングじゃなくて強引さが目立ったり・・・あんなにあっさり暗号を解いたら、原作の面白さが全然ないじゃん・・・・原作をなぞってるのはわかるけど、ロン・ハワードが監督しなくても誰でも一緒だったんじゃない?なんて思ってしまった。 しかも、日本人になじみのない西洋宗教の歴史や宗教観、人類を脅かす真実、と言われてもピンとこなかったり。

ただ、映画化する際の一番のメリットは、想像しにくい場面がそのまま見れること。例えばローズライン、クリティプス、それが入っていた箱、そしてルーブル美術館、名画などなど・・・・それを映像として見れたのは、良かった。想像でしかなかったものがどんなのかわかって、すっきり。

トム・ハンクスにオドレイ・トトゥ(アメリ)、ジャン・レノ、アルフレッド・モリーナ(ドック・オク)。それにポール・ベタニー!好き好き。演技派ばかりで私にとっては、とっても豪華なキャスト。演技は楽しめました。オドレイ・トトゥがああいう知的な役も普通に出来るんだーと再発見。特に、イアン・ガンダルフ・マッケランは最高。茶目っ気があって、あの役にぴったり。さすがです。

全体的に、小説をそのまま映像化しただけ、っていう印象。前評判ほど悪くはありません。「普通の映画」。ブームで大人気にはなるけれど、残念ながら名作にはなり得ないかな・・・。

やっぱり監督なりの解釈というか、オリジナリティというか、その監督ならではの何かが欲しかった。やってくれると思ったんだけどなぁ・・・。例えば「ロード・オブ・ザ・リング」のピーター・ジャクソンは本をそのまま映像化したんじゃなくて、もっともっとエモーショナルに仕上げたし、「L.A.コンフィデンシャル」のカーティス・ハンソンは原作のミステリー部分の複雑さをあえてシンプルにして、ロスの暗部だけじゃなく男同士の絆まで描いてた。だから、名作になったんだと思う。

でも、さすがにラストは感慨深いものはありました。あぁ・・・ここにアレがねぇ・・・・っていう(ネタバレなので言えません)。まぁ、あくまでフィクションなので、ちょっと頭を使う娯楽としては良いかな!!ちなみに、原作を読んでいない母は途中寝てしまい(案の定)、ふーん、TVの特番のほうが面白かったわ・・・なんていってました(笑)

ダ・ヴィンチ・コード オフィシャルサイト

NOTE
監督:ロン・ハワード
出演:トム・ハンクス オドレイ・トトゥ イアン・マッケラン アルフレッド・モリナ ジャン・レノ ポール・ベタニー

Story
ある日、ルーヴル美術館で館長のジャック・ソニエールが殺害される事件が起こる。遺体は奇妙な体勢で横たわり、周囲には不可解な暗号らしきものが記されていた。フランス司法警察のファーシュ警部は、講演のためパリに滞在していたハーバード大学教授ロバート・ラングドンに協力を依頼、事件現場に呼び出す。宗教象徴学の権威であるラングドンはさっそく暗号の解読を始めるが、この時警部はラングドン自身をこそ疑っていた。そこへ、暗号解読官ソフィー・ヌヴーが現われる。ラングドンが無実で、事件解決には彼の力が不可欠だと確信する彼女は、直後、ある驚きの行動に出るのだった…。

2006.5.22 ★★★☆
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by usamari | 2006-05-28 22:04 | た/な/は行の映画
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アカデミー監督賞受賞、アン・リー監督の「ゲイ・カウボーイ」映画。昨年の賞レースを総ナメ、前評判も良く早く見たかった本作。なんてったって・・・・私の大好きなジェイク・ギレンホールが出ているし!!

静かで、深くて、感動しました。雄大な自然が美しく、音楽も良かったです。現代のカウボーイってああいう感じなのね。季節労働者で、羊の世話が主。田舎で生まれた彼らは、やっぱりああいう山でしか生きられない人種なのかもしれない・・・・。寡黙で保守的なイニスに、無邪気なジャック。ひと夏の体験とはいえ、その出会いは人生をも翻弄する運命的な出会いだった。人が人を想うって、異性でも同性でも関係ないような気がする。恋愛というよりもっと純粋な「人間愛」というか・・・・。友情だって、愛情と似たようなもんじゃないかな?とはいえ、やっぱりゲイシーンは結構笑っちゃったけど・・・・(笑)なんか、ゴツゴツして痛そう(笑)でも不思議なことに、最初は違和感があっても、見ているとだんだん普通の恋人同士として見えてしまうから不思議。

人は皆、忘れられない強烈な体験があったり、隠して生きていかなきゃいけないことがあったり、色々なものを抱えて生きているんだと思う。この2人はそれがたまたまお互いの許されぬ恋心だっただけで、テーマとしては普遍的なものなんじゃないかなぁ。ただの興味本位で見たら、結構びっくりすると思う。愛することによって生じる、生きていくことのつらさ、諦めなきゃいけないことのせつなさ、全てを受け入れる強さ、そういう深いものが感じ取れる。

ジェイク・ギレンホール。いやー色気ありすぎでしょ!あの目!これからも個性的な役で大成して欲しいです。ほんとに役になりきっていて、しばらくゲイに見えてしまいそう・・・・。対する主人公ヒース・レジャーもうまかった!今までそんなに好きなタイプの役者さんじゃなかったけど、見る目が変わりました。やるじゃん。オージーの彼だけど、あのしゃべり方はアメリカ人カウボーイにしか見えなかった。発音がわかりづらくて大変だったけど・・・・。セリフでなく目や態度でお互いへの愛が伝わってきて、ぐっときました。2人とも、いい仕事したなぁ。
それぞれの妻役もとても共感ができ、アカデミーノミネートも納得。特にミシェル・ウィリアムズの、夫がゲイだとわかってからの演技は素晴らしかった。押し殺した感情からせつなさが伝わってきました。ミシェルは、キルステン・ダンストの「Dick」と、「16歳の合衆国」を見て、個性的で忘れられなかった女優さんです。この共演がきっかけで、ヒースと結婚したとか。アン・ハサウェイは顔が派手なだけに、ちょっと違和感があったけど南部の金持ち娘、って感じで良いのではないでしょうか。

初のアジア人アカデミー監督賞を受賞したアン・リー。人気のある「グリーン・ディスティニー」は好きじゃないけど、人間の本質を描ける監督だなぁと思っていました。「アイス・ストーム」でしびれました。こんな描き方ができるアジア人監督がいるんだ!って。おそるべし。

ただのゲイラブストーリーではなく、「純愛」を通して2人のカウボーイの人生を描き切った作品です。出合ってから20年、決して一緒にいることのできない相手。だからこそ、強く強く欲してしまう。ラスト、一番自分らしく生きれたブロークバック・マウンテンでの想い出を胸に、これからも一人静かに生きていく主人公。 人間って切ない。

Note
監督:アン・リー
出演: ヒース・レジャー、ジェイク・ギレンホール 、ミシェル・ウィリアムズ、アン・ハサウェイ
2005年 アメリカ

Story
1963年、ワイオミング。ブロークバック・マウンテンの農牧場に季節労働者として雇われ、運命の出逢いを果たした2人の青年、イニスとジャック。彼らは山でキャンプをしながら羊の放牧の管理を任される。寡黙なイニスと天衣無縫なジャック。対照的な2人は大自然の中で一緒の時間を過ごすうちに深い友情を築いていく。そしていつしか2人の感情は、彼ら自身気づかぬうちに、友情を超えたものへと変わっていくのだったが…。

ブロークバック・マウンテン オフィシャルサイト

2006.3.27  ★★★★
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by usamari | 2006-04-03 15:28 | た/な/は行の映画
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※ネタバレアリです。未見の方は気をつけて!

昨年から観たかった、デヴィッド・クローネンバーグの最新作。いやー素晴らしいですね。前評判がかなり良かったので、ある程度安心して観ましたが、今回は、デヴィッド・クローネンバーグにしては間口が広い映画だと思う。内臓系のグロさもなく、悪趣味に倒錯する人々も出てこないし(笑)シンプルで、あっと驚くようなヴィジュアルや話はないけど私は好きです。元々、アメリカのコミックが原作らしいけど、原作よりだいぶソフトになりグロテスクなシーンは排除したそうです。

この映画は、ある一人の男の隠し持った暴力的な過去、それと対峙せざるを得ない家族の絆を描く。世間から忘れられたような静かな田舎町。冒頭の、淡々とした殺人シーンがなんとも印象的。大げさなものは何もなく、日常と殺人が当たり前のように混在する様子にゾクっとさせられる。暴力と正義の境目って、何だろう。もちろん人を傷つけちゃいけないし、暴力は嫌いだ。だけど、時にはそれを行使しないと自分の大事なものが守れない。自分や大切な人を守るための暴力もある。暴力では何も解決しない、暴力が暴力を生む。正論だけど、その後家族のため、自分の過去を清算するために次々と人を殺してしまう主人公・・・・それって?

静かで無表情なのに、苦悩や凄みを感じさせるヴィゴ・モーテンセンの演技は見事!やっぱいい役者だわ。時に野生的で、時に紳士的で、役柄になりきれる素晴らしい俳優です。深いところでキャラクターと同化しているように見える。そして、彼の妻役を演じたマリア・ベロ。愛していた人が隠し持っていた過去と向き合わなきゃいけない、もう彼を信じられず嫌いながらもやはりどこか惹かれてしまう・・・難しい役どころだけど、見事に演じていました。出番は少ないものの、エド・ハリスの存在感とウィリアム・ハートの怪演も楽しめました。

主人公トムの容赦ない暴力シーンがすごい。そのシーンになるとスピーディで力強く、それまでの静けさとの対比で映画にメリハリがつき、とてもうまい撮り方をしているなぁと思った。徐々に忍び寄ってくる自分の隠したい過去を暴く存在、守りたい家族が崩壊していく様子を淡々と描いているのに飽きさせない、そこはやっぱりクローネンバーグですね。彼の映画は「普通のもの」と「普通じゃないもの」の境界線がいつも曖昧で、何が起こるわけでもないのに全体的に不穏な空気を感じさせる。そして意図的かわからないけど笑えるシーンも満載。暴力=性欲という安易な結びつきにも見えるけど夫婦のSexシーンがとにかく笑えた。いい大人がチアガールのコスプレって・・・・クローネンバーグの趣味?(笑)

素晴らしいシーンがいくつもあり、考えさせられる映画でした。ラストは、何とでも解釈できるような曖昧な終わり方。ラストシーン、子供達に無言で夕食を用意され、疲れ切って哀れなヴィゴの表情と、諦めとも寛容とも受け止められる妻の表情が素晴らしかった。様々な感情を刺激され、見終わった後何を感じるかは観る人次第。私はそういう映画は大好きです。(まぁそういうのって、観客ほったらかしで終わりがグタグタの、雑な作りの映画もあるけどね・・・。)

きっと、どんな人間でも「暴力性」を持っていて、それは日常生活の中にも見え隠れしている。口では皆暴力は嫌いと言いながらも、結局、それは人間の本質だからいつどこで出てくるかわからないんだよなぁ・・・。なんて考えてしまった。

Story
インディアナ州の田舎町で小さなダイナーを経営するトム・ストールは、妻と2人の子どもとともに穏やかな日々を送っていた。そんなある夜、彼の店が拳銃を持った2人組の強盗に襲われる。しかしトムは驚くべき身のこなしで2人を一瞬にして倒してしまう。店の客や従業員の危機を救ったトムは一夜にしてヒーローとなる。それから数日後、片目をえぐられた曰くありげな男がダイナーに現われ、トムに親しげに話しかける。人違いだと否定するトムだったが、トムの過去を知るというその男は、以来執拗に家族につきまとい始める。

Note
監督:デヴィッド・クローネンバーグ 
出演:ヴィゴ・モーテンセン、マリア・ベロ 、エド・ハリス 、ウィリアム・ハート
2005年 アメリカ

ヒストリー・オブ・バイオレンス オフィシャルサイト

2006.3.4  ★★★★☆
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by usamari | 2006-03-04 19:12 | た/な/は行の映画

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昨日に引き続き、ジム・ジャームッシュ最新作を鑑賞。去年のカンヌでグランプリ受賞、主演はビル・マーレイということですっごく楽しみにしていた本作。さすがジム・ジャームッシュ、期待を裏切らない、かなり私好みの映画でした!!

中年なのに結婚もせず、気ままに暮らすドン・ジョンストン。家庭を持とうとしないドンは彼女に愛想をつかされてしまう。彼女が出て行った日、ピンクに赤いインクで「あなたの子供を生みました。彼は19歳で、父親を探す旅に出ました・・・」という古いタイプライターで書いた署名のない手紙が届く。隣人で友人のウィンストンがインターネットで過去の女性達の住所を調べ(すごい!)、ドンは真相を確かめるために、過去の女性に会いに行く旅に出る・・・・ピンクの花を持って。

過去の女性達はシャロン・ストーンだったり、ジェシカ・ラング、ジュリー・デルピーだったり珍しいキャスト。行く先々で色々な過去を思い出し、息子を産んだのは誰なのか探るドン。中には「ふざけるな!」と今の彼に殴られたり、行きずりでまた関係を持ってしまったり、一人ひとりの女性が個性的で、そのエピソードが楽しい。ピンクのものを探せ、タイプライターを持っているかどうかを確かめろ・・・・でも、結局彼は息子がいようがいまいがどうでもいい。半ばイヤイヤ旅に出ているが、やはり人生を振り返って色々想うとこがあるのだろう、時折見せるなんとも切ない表情に哀愁が漂う。

乗り気のしないドンのためにウィンストンが作る旅のCDがステキ。あのエチオピアンなジャズ、頭から離れません(笑)この映画は彼の他の作品にもれず、音楽がとてもいい!作品に見事に合っています。あのTO DONのCD欲しい・・・。

ここでもゆるーい空気が流れ、気まずい「間」があり、細かい描写が冴える。カラフルで、キャストが豪華だし今までのジム・ジャームッシュとは違う間口の広さ(大衆性)を感じるけど、映像のステキさや全体を流れる空気は同じ。とにかくこの空気にいつまでも包まれていたいと思うくらい、心地よい。カンヌグランプリも納得の脚本。セリフもおかしくって大笑い。特に友人ウィンストンとの会話、シャロン・ストーンと娘ロリータとのシーンは最高!

気ままな独身男ドンを演じるビル・マーレイはさすがの演技です。ビル・マーレイって、力が良い感じに抜けてて、あの飄々とした雰囲気がいいよね。シニカルに見えても、でももし本当に息子がいたら・・・・?という微妙な心理をうまく演じていた。やる気のないドンにハッパをかけ、自分のことのように真相を探っていく友人ジェフリー・ライト。とりあえずエチオピアン(笑)あの2人の掛け合いが最高に笑える。やっぱ2人の「間」だね。芸達者な俳優たちだなぁ。そういえば大好きなクロエ・セヴィニーがちらっと出ていて嬉しかった!

ラストに納得しない人もいるかもしれないけど、私は結構じーんときた。ドンは何も変わらないかもしれない。でもどこかで、家庭があり子供がいれば・・・と思っている彼も垣間見え、深い。「過去の女性を訪ねる旅」というテーマは、シリアスかコメディかに偏るけどこれはそのどどちらでもあり、淡々と中年男の悲哀を描き、見事なドラマにしている。

日本では今年のGWあたりに公開になるそうです。早くも今年のベストに入りそうな映画でした。オススメ!!

NOTE
監督:ジム・ジャームッシュ
出演:ビル・マーレイ ジェフリー・ライト シャロン・ストーン フランセス・コンロイ ジェシカ・ラング 
2005年 アメリカ
ブロークン・フラワーズ オフィシャルサイト(英語)

2006.2.6  ★★★★★
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by usamari | 2006-02-06 19:00 | た/な/は行の映画
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期待した分がっかり

久しぶりのジョディー・フォスター。やっぱり少し老けたものの、キレイです。知的で品があるよね。映画館で最後に見たのは、「パニック・ルーム」だったかなぁ。この映画では、パニックルーム以上にパニックになってました!!そりゃ娘がいなくなったら心配だけどさぁ、なんか異常な気がしないでもない・・・・って思った。ダンナがあんな死に方して、精神不安定なのもわかるけどね。母は強し。

この舞台になる飛行機、すんごい豪華!!見たことないです。こんな飛行機のファーストクラス、乗ってみたいもんですね。航空機設計士っていう設定を見事に生かしたアクションもなかなかです。でもやっぱり、ネタが早い段階でわかってしまうのでその後の展開が・・・・「あ、もう謎は解けたからいいや」みたいな気分になってしまうのです。後は蛇足な気がしてしまう。

パイロットのショーン・ビーン、ステキです!!最近注目のピーター・サースガード、ちょい役でエリカ・クリステンセンも出てますね。なんかホンモノの客室乗務員の方々からクレーム来たらしいけど(あんな冷たい接客はしない!など)、実際あんな乗客居たら大変だよね。死んでしまった娘を探されても・・・・。スッチーの友達にこの映画の感想を聞いてみよう。

この映画、見る前にかなり期待をしていたので実際がっかりです。もっとサスペンス度を上げて欲しかった。サスペンスというより完全にアクションじゃん・・・・。DVDで見てよかった。映画館だったら勿体無かった・・・・。

Story
愛する夫を突然の事故で亡くし深い悲しみに暮れる航空機設計士のカイル。彼女は夫の遺体を引き取り、6歳の娘ジュリアと共に最新型のジャンボジェット機で帰国の途上にあった。ところが、飛行中の機内でジュリアが忽然と姿を消してしまう。しかし乗客はおろか乗務員の誰一人としてジュリアを見た者はいなかった。さらには搭乗記録すらも存在しなかったことが判明する。それでも必死にジュリアの行方を捜すカイルに対し、乗務員がFAXで送られてきた情報を伝える。それによると、ジュリアは夫と一緒に亡くなっていたのだった。すべては精神的ショックが原因の妄想だったのか・・・・?

Note
監督:ロベルト・シュヴェンケ
出演:ジョディ・フォスター  ピーター・サースガード  ショーン・ビーン 
 
フライトプラン オフィシャルサイト

2006.1.18  ★★☆
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by usamari | 2006-01-21 19:53 | た/な/は行の映画
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ヒトラーの自殺、そしてドイツ軍の終焉

歴史上もっとも憎まれているであろう人物、アドルフ・ヒトラーの自殺するまでの12日間を、当時ヒトラーの秘書をしていたトラウドゥル・ユンゲの目を通して描いた、真実に基づくドラマ。

冷酷無比で狂気の人というイメージの強いヒトラー。この映画ではなぜそんなヒトラーが統帥まで上り詰めたのか、なぜあそこまでしてしまったのかなど、内面を掘り下げてはいない。多少人間的な面は見せるものの、「ヒトラーの伝記映画」ではなく「終戦を迎えたドイツ軍」という組織を内部から見た映画である。

ヒトラーとその側近達とのやりとりや、地下の首相官邸の様子、当時のベルリンの状況などとても興味深い。感情的になりそうな題材だが、あえて感情を抑え、冷静で客観的な作りが良い。音楽もほとんどなく、静かに、淡々と「戦争」のもたらす悲劇を見せる。ヒトラーを崇拝し、市民軍として戦う国民のことはおかまいなし。ケガ人、市民をほったらかして避難する軍部。街は激しいソ連軍の砲撃に合っているのに、食料も十分にあり、飲んだくれる軍幹部たち。そんな中徐々に狂気を帯びるヒトラー。ついに指揮まで放棄し、妻エヴァと共に自殺という自分勝手な最期を迎える。

巨大な組織を一人の独裁者がまとめるというのは、やはりムリがあるのだろう。トップの考え、命令は末端までは届かず、徐々に体制が崩れ始める様が丁寧に描かれている。もちろんドキュメンタリーではないので脚色はあるだろうが、大まかな出来事は事実だろうしとてもリアルだ。

この映画の主役でもある秘書ユンゲはまだ生きていて、ラストにコメントを入れている。この映画に出てくる人物は全て実在で、ヨーゼフ・ゲッベルス首相と妻の最期は特に凄まじい。

ドイツ人監督オリヴァー・ヒルシュビーゲルは、私の好きな「es」の監督。こんな映画も撮れるんだ。この映画を撮っただけでも勇気があると思う。そして、ヒトラーを演じるブルーノ・ガンツは凄い!!!の一言。まるで現代に蘇ったかのような力演。

私は割りと歴史や戦争映画は好きで良く見ます。この映画は間違いなく傑作。特に歴史に興味のない人でも、ブルーノ・ガンツの演技だけでも見る価値はあります。

Story
1942年、トラウドゥル・ユンゲは数人の候補の中からヒトラー総統の個人秘書に抜擢された。1945年4月20日、ベルリン。第二次大戦は佳境を迎え、ドイツ軍は連合軍に追い詰められつつあった。ヒトラーは身内や側近と共に首相官邸の地下要塞へ潜り、ユンゲもあとに続く。そこで彼女は、冷静さを失い狂人化していくヒトラーを目の当たりにするのだった。ベルリン市内も混乱を極め、民兵は武器も持たずに立ち向かい、戦争に参加しない市民は親衛隊に射殺されていく。そして側近たちも次々と逃亡する中、ヒトラーは敗北を認めず最終決戦を決意するが…。

NOTE
監督:オリヴァー・ヒルシュビーゲル
出演:演: ブルーノ・ガンツ アレクサンドラ・マリア・ラーラ ユリアーネ・ケーラー トーマス・クレッチマン

ヒトラー 最期の12日間 オフィシャルサイト

2006.1.16  ★★★★☆
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by usamari | 2006-01-17 01:04 | た/な/は行の映画
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すっきりするドンデン返し

ガエルくん目当てで見たので、あまり期待してなかったんだけど、なかなか面白かったです。最初はありきたりの3角関係で、どうなるのかなぁーと思ってたら最後はあれですか!何かあるなと思ったけど、あれは読めなかったです。だけど、その後のラストの展開はなんとなく読めました。強気なスペイン美女なら、あれは納得。

なんかネタばれになるから詳しく書けないのは残念だけど、ところどころに伏線があり、ラストですっきりする感じです。なかなか演出が細かいので、破綻することもなくラストまで混乱することもなく、うまく作ったなーという感じ。テンポがよく、上映時間もちょうどいい感じです。

それにしてもガエルくんってやっぱりスタイル悪いのね!背が低くて足が短くて、ぽっちゃり系。顔は可愛いけど(笑)どなたかが「ウェンツに似てる」って書いてたけど、その通り。ウェンツはアホっぽいけど可愛いよね(笑)強くて美しいスペイン美女、ナタリア・ヴェルベケちゃんはすごくステキ。セクシーで強くて、くるくる変わる表情も魅力的。やっぱり女性はスペインだね。ラテン系は皆そうだけど、訛りのある英語がたまりません。なんだか異国情緒が溢れる風景で、どこの国の話かわからなかったけど、イギリスが舞台だったのね。

何も情報がないまま見たほうが、「やられた」感が強い。ガエルくんだし、ちょっと見てみようかなーくらいで見ると得した気分です。

Story
ロンドンに暮らす美しいスペイン人美女カルメンは、郊外の邸宅で優雅な生活を送る優しい恋人バーナビーにプロポーズされ、これを受け入れる。カルメンは、ある夜女友達だけで独身最後のパーティ(=ヘン・ナイト・パーティ)を開いた。そして、パーティの決まりに従い、その場にいる一番セクシーな男性とキスすることになった彼女は、ビデオカメラを手にした青年キットを選ぶ。ゲーム気分の気楽なキスのはずが、唇を重ねた瞬間、彼女はキットこそ運命の男だと確信してしまう。やがて、何かに導かれるように再会する2人だったが…。

NOTE
監督:マシュー・パークヒル
出演:ガエル・ガルシア・ベルナル ナタリア・ヴェルベケ ジェームス・ダーシー
2003年 イギリス・スペイン

2006.1.1  ★★★
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by usamari | 2006-01-02 14:27 | た/な/は行の映画

The 40 year old virgin

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40歳の童貞?!
2006年最初の映画がこれとは・・・・。でもずっと見たかった映画です!だって40歳で童貞ですよ!?とはいえ、このポスターを見るとなんだかそれも説得力がありそう。それにしても、日本公開するのかなぁ・・・・?

40歳になっても純粋で、彼女のいない主人公がステキな女性と恋に落ち、ロストバージンするまでを描くコメディ。といってもこの主人公、とてもnice guy。変なところといえばフィギュアオタクでマニアックなところ。日本で言えばアキバ系って感じかな?女性を大切にするあまり、そういう目線で見れなくなり、試してはみたもののトラウマになるくらいの失敗を繰り返して40歳まで来てしまった・・・という人。日本でも、オタクな人とか見ると「うわーこいつ絶対童貞だよ」とか思われるけど、この主人公は紳士的でcuteだし、「この人が?まさか・・・」という感じなのであまりキモさはないかな。

主人公Andyを取り巻く同僚達がおかしい!最初はからかって大笑いしてた彼らも、Andyが真剣だってことに気づいて皆彼のためにお見合いパーティやクラブでナンパしたり、一生懸命なんだけど空回り。アメパイの子達が大人になったみたい。男っていくつになってもバカだね(笑)それぞれにもサイドストーリーがあって、キャラが立ってていいです。

ところどころ、声を出して笑えるシーンがあったものの、全体的にはちょっと物足りないかな・・・・もっともっとおかしなものを想像してたけど、意外と単純なラブコメディだった。タイトルやポスターにインパクトがあるだけに、惜しい!私のツボは、脱毛サロンのシーンと、「You know how I know that you're gay?」 「how?」「You like Coldplay」というやりとり、なにかにつけてなぜか「Go fuck a goat」と罵る同僚。シチュエーションというより会話に結構おかしいところが多くて、夜中に一人で大笑い。

軽いノリで見れて結構笑えるので、オススメです。35歳で彼女いない歴35年の人とか、実は結構いるかもしれない。そういう人は勇気をもらえるかも・・・・・?

この主人公のスティーブ・カーレルはアメリカの人気ニュースパロディ番組「Dairy Show」のインチキ・ニュースキャスターで知られる人。私この番組見たことあるけど、イメージが全然違うっ!(当たり前)濃い顔に濃い体毛(?)要チェックです。しかも、彼と結ばれる3人子持ちシングルマザー役はキャスリン・キーナーでした。老けたなぁ(笑)

Note
監督:Judd Apatow
出演:Steve Carell Catherine Keener Paul Rudd Romany Malco
2005年 アメリカ

The 40 year old virgin official site(English)

2006.1.1  ★★★☆
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by usamari | 2006-01-01 18:11 | た/な/は行の映画
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魅惑のガエル

ガエル・ガルシア・ベルナルくんのファンだったら、見逃せない1本!なんと監督はあの「オール・アバウト・マイ・マザー」「トーク・トゥ・ハー」の鬼才、ペドロ・アルモドバル。感動作も感動だけじゃ終わりません。しかも今回は、恥美的な目くるめく男×男の世界を描くとなったら・・・・!!いやん。

ストーリーは多少ごちゃごちゃしてて、共感も出来ない(無理だろ・・・)ような映画だけど、もうアルモドバルの趣味全開!という感じですごく楽しく見れました(楽しい話じゃないんだけどさ)。どうやら、監督の半自伝的な映画らしい。いつもと同じで、ゲイやドラッグクイーンなんかがいっぱい出てきて、リアル女性はほとんどいない。心理描写も少し甘い気がするけど、心に残る映像やセリフはたくさんありました。愛憎が絡み合い、欲望で突っ走る「男」たちを色気たっぷりに、大胆に演出するアルモドバルはやっぱり鬼才という名にふさわしい監督。

タイトルカットからしてもうステキすぎ。スクリーン・サイズを変えたり遊び心のある映像、アルモドバルならではのキッチュな色使いや大胆なカットなど見所はたくさん。でもやっぱり、一番の見所は女装のガエルくんでは・・・・しかもあんなことやこんなことまで・・・・!おなかいっぱいです(笑)女装のガエルくんはすごく魅惑的でステキ。でも、顔がジュリア・ロバーツに見えてしょうがなかった・・・・ジュリア・ロバーツってやっぱり男顔?(鼻・口が大きいところが共通点)でも、残念なことにプールのシーンでのガエルくんの体型に「??えええー?ぽっちゃりで、足短いじゃん・・・・」と一気に親近感が沸いた私でした(笑)

映画監督エンリケの目はアルモドバルの目。エンリケに自身を投影させているのだろう。ウソをついていると知りながら、好奇心から彼と関係を持ち、その先に何があるのかをじっと見ようとする男。そんな監督の性格が現れているような気がして、とても興味深かった。彼の映画を見るといつも、強烈な「匂い」があるように思える。アクが強く癖があるのに、覗かずにはいられない世界。そしていつまでも心に残る映画になるのです。

Story
1980年、スペインのマドリード。新進映画監督のエンリケは、若くしてすでに成功を収めていた。そんな彼のもとにある日、少年時代の親友イグナシオが脚本を手に突然訪ねてくる。神学校寄宿舎では強い愛で結ばれていた2人だったが、イグナシオの変貌ぶりに戸惑い、疑念を感じてしまうエンリケ。一方で彼は、差し出された脚本の内容に惹き込まれていく。そこには少年時代の彼らの一途で純粋な愛と、それを引き裂く悲劇が綴られていた・・・・。

NOTE
監督:ペドロ・アルモドバル
出演:ガエル・ガルシア・ベルナル  フェレ・マルティネス ルイス・オマール
2004年 スペイン

バッド・エデュケーション オフィシャルサイト

2005.12.17  ★★★★
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by usamari | 2005-12-18 21:57 | た/な/は行の映画