movie+music+love=maimai


by usamari
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カテゴリ:た/な/は行の映画( 39 )

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ハリーの思春期

ハリー・ポッターシリーズ第4作目、見る前はあんまり期待していなかったのですが、かなり良い出来では。もちろん原作にそのまま忠実にしたら、映画として時間が足りないし、端折ってた部分もあるけどあれはあれで良いと思います。シリーズ中一番楽しめた気がする。さすがイギリス人監督!(関係ないか・・・・)映像も今までで一番美しかったような気がします。

私は原作を何回も読んでいるので、ほとんど確認作業でした。最初のクィディッチワールドカップは、もう少し見せてくれても良かったかなーなんて思ったり。ハリーシリーズの映画の醍醐味は、想像でしかなかったことが映像で出てくるところ。ドラゴンや水魔との戦い、ヴォルデモートの姿、フラーやセドリック、クラムのキャラクター。ほぼ想像通りで満足でした。でもかなり展開が速く、原作を読んでない人にはちょっとついてこれないかなーと思うところがあり。特に人の名前、魔法省の人たちやクラウチと息子のエピソードなど、唐突過ぎて次回作にも繋がるところがあるのに、大丈夫なんだろうか。次回の監督は大変だなぁ。

もう人物紹介は必要ないから、ウィーズリー家の双子や妹、アンジェリーナ、ネビル・ロングボトム、シリウス・ブラックなど、忘れてたら「誰コレ??」って思うようなキャラクターが結構出てましたね。特にウィーズリーの双子は、ロンにも似ているし最高でした。そういえばパーシーがいなかったような・・・そしてリータ・スキータ(イヤミな女性記者)への復讐もなかったのが残念!

話を詰め込むのに必死で心理描写が甘かったり、大事なところがさっさと過ぎてしまったりアラもありましたが、ハリーの初恋や戸惑い、ロンとのケンカなど思春期ならではの描写もうまく、笑える箇所も結構ありました。全体的にテンポが良いですね。

とにかく、この映画を見る前に原作を読むか、前作を全部見ることをオススメします。初めての人にはちょっと大変かなぁ。次回作はもっともっと複雑な話だし、反抗期でウザいハリーになっています(笑)それはそれで楽しみだけど。

どうでもいいけど、イギリス英語が苦手な私でも訳が「あれ??」って思った箇所がいくつかあった。さすが戸田奈○子・・・・

ハーマニオニーちゃん、1作目が一番可愛かったよなぁ・・・でも原作はもっと冴えない容姿のはずだからなぁ。そして途中から、なぜかハリーがヨン様に見えてしまった私でした(笑)


Story
ハリー、ロン、ハーマイオニーの3人は無事にホグワーツ魔法学校の4年生に。今年は“三大魔法学校対抗試合”がホグワーツ主催で開催される。それは世界の三大魔法学校の生徒が一堂に会するなか、各校から1名ずつ選ばれた代表選手3名が魔法の力を競い合う交流戦。そしてその代表選手は立候補した生徒の中から“炎のゴブレット”が選び出す。14歳のハリーがなぜか4人目の選手として選ばれてしまう。かくして、理由も分からぬまま、ハリーはこれから始まる3つの危険な試合に挑むハメになるのだった。

NOTE
監督:マイク・ニューウェル
出演: ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソン
2005年 アメリカ

ハリー・ポッターと炎のゴブレット 公式サイト

2005.12.5  ★★★★
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by usamari | 2005-12-05 21:09 | た/な/は行の映画
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アメリカで実際にあった、人気ジャーナリストによる記事捏造事件。事実を基にした本作は、ジャーナリストの姿勢を改めて問うものであった・・・・・はずなのに、話が浅くてがっかり。私はこの事件のことをまったく知らなかったので興味深く見たけど、ジャーナリズムについて深く考えるような作品にはなれなかった。面白く出来そうな題材なだけに惜しい!

人付き合いがうまく、誰からも愛されるスティーブン・グラス。彼は権威ある「ニュー・リパブリック・マガジン」の編集者として次々と面白い記事を発表し、皆からの尊敬と愛を得るが実は記事の半分以上は彼が創作した捏造記事。それがバレそうになり、必死にありもしない人物の電話番号をつくり、架空の会社のサイトまで作ってしまうという「ウソつき病」の彼。バレたらあっさり謝ればいいだろうと開き直ってまた人に甘える。ジャーナリズムがどうのこうの、という前に人としてイライラしてイヤな奴。いちいち「are you mad?」と聞き、自分を助けてくれとぬけぬけと助けを請う姿は本当に嫌悪感を覚える。こんな人が実際にいたんだね。

DVDの映像特典で、スティーブン・グラスのドキュメンタリーがついてたけど・・・・インタビューにも淡々と答えてて本当に悪いことをした、ってわかってないような、こいつまたウソつくんだろうな、という感じだった。こういう人って、ジャーナリストとして失脚しても、またうまいことどこかで成功するんだろうな・・・。

ストーリーや主人公の心理描写の描き方が甘く、「あぁこんなことあったんだ」という以上の何かがなかった。でも、スティーブンのウソが次々に暴かれるところは、サスペンスのようにドキドキしたし、主人公を演じたヘイデン・クリスティンセンの演技と、ピーター・サースガードが良かった!ヘイデンって結構うまいんだね。イヤな奴っぷりが最高でした。さすがダークサイドに落ちたダース・ベイダー。政治も記事もイマイチだけど、実直で責任感のあるボスを演じたピーターもすごく良かった。この映画は、この2人と相変わらず可愛いクロエ・セヴィニーっていう俳優たちに助けられた。

しかし、アメリカの権威ある雑誌のくせに、事実かどうかのチェックが甘すぎ・・・・・。現実って、そんなもんなのね。

Story
1998年、ワシントンD.C.。25歳のスティーブン・グラスは、アメリカ大統領専用機に唯一設置され国内で最も権威あるといわれる政治マガジン“THE NEW REPUBLIC”に勤める最年少の編集者。彼は斬新な切り口で身近な政財界のゴシップを次々とスクープしてスター記者へと成長していく。一方で、その驕らない人柄から社内外での人望も厚かったスティーブンだが、ある時彼の手掛けた“ハッカー天国”というスクープ記事が他誌から捏造疑惑を指摘されてしまう。そしてそれを機に、スティーブンの驚くべき事実が発覚していく…。

監督:ビリー・レイ
出演 ヘイデン・クリステンセン、 ピーター・サースガード、 クロエ・セヴィニー、 スティーヴ・ザーン
2003年 アメリカ

ニュースの天才 オフィシャルサイト(英語)

2005.11.13  ★★☆
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by usamari | 2005-11-14 00:38 | た/な/は行の映画
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あのテリー・ギリアムの最新作!!私は「未来世紀ブラジル」が好きなんだけど、最後に見たのは「ラスベガスをやっつけろ」だったかなぁ・・・・。こんなにCMやってるしメジャーな感があるのは、「12モンキーズ」以来かもしれない。でも、この映画を真面目な「ハリポタ」のようなファンタジーだと思ったらダメです。グリム兄弟の純粋な映画だと思ったらダメです。この映画はコメディです。完全に。お子様には向きません。

ストーリーははっきり言って破綻しまくりで、編集もうまくない。グリム兄弟を主人公に、「赤頭巾ちゃん」「ヘンゼルとグレーテル」「ジャックと豆の木」等のグリム童話のエッセンスを散りばめたのは面白いが、それだけでは勿体ない!もっと面白くできたはず、と思ってしまった。でも大作な割りにセット感丸出しだったり、主人公達は不真面目なペテン師だったり、ディティールが笑えた。なんか、テリー・ギリアムらしいなぁと。笑ってるのは私だけだったけど・・・。CGの映像も不気味なキレイさがあって、やっぱりテリー・ギリアムの独特の世界観は健在。「12モンキーズ」のほうがストレートな大衆向けの映画だったように思う。この映画は、全国系の家族向けより、単館のほうがぴったりだったかもしれない。

口のうまいグリム兄にマット・デイモン。学者肌の弟にヒース・レジャー。このメジャー感がちょっと浮いてるなぁ、と思ったけどピーター・ストーメアとジョナサン・プライスの相変わらずの変人っぷりでなんとか救われた。呪われた王女のモニカ・ベルッチは、豪華な脇役という感じ。ぴったりだけど勿体ない使い方だったかなー。いつもならそんなに気にならないんだけど、フランス占領下のドイツ、という設定なのにほとんど英語で、出てくるキャラクター達の英語のなまりがバラバラだったりと統一感がなくてなんだかなぁ、と思った・・・。ま、俳優達の出身地がバラバラだからしょうがないんだけど。

プラマイで全体的にまぁまぁかな、という感じです。期待が大きかっただけにちょっとがっかりだけど、嫌いじゃないです。ただ、もっともっと、暗くてシニカルだったら良かったな。

Story
19世紀のドイツ。兄ウィルと弟ジェイコブのグリム兄弟は各地の村を旅して、その地に伝わる古い物語を集め回っていた。その一方で、村人たちを苦しめている恐ろしい魔物がいればそれを退治し、賞金を手にしていた。ところが、魔物の正体は兄弟とその助手たちがでっち上げたイカサマだった。しかし、それがバレて将軍ドゥラトンブに捕まった兄弟は、ある村で起きている少女連続失踪事件の解明を命じられるのだが…。

監督:テリー・ギリアム
出演:マット・デイモン、ヒース・レジャー、モニカ・ベルッチ、ジョナサン・プライス、ピーター・ストーメア
2005年 アメリカ

ブラザーズ・グリム オフィシャルサイト

2005.11.13  ★★★
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by usamari | 2005-11-13 23:34 | た/な/は行の映画
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去年のアカデミー賞長編ドキュメンタリー部門を受賞したこの作品。日本では六本木ヒルズのレイトショーでひっそりと公開されていました。こういう作品こそ、本当に見るべき映画だと思う。

ケネディ大統領と、ジョンソン大統領の下で国防長官を務めたロバート・S・マクナマラ氏の告白式ドキュメンタリー。ドキュメンタリーというと堅苦しい印象があるけど、この映画はほんっとにすごい。まったく飽きさせず、私たちの興味は尽きない。編集・映像の力もあるけど、第二次世界大戦で東京大空襲を実行したメイル少佐の部隊に在籍、フォードの社長を務め、国防長官としてキューバ危機、ベトナム戦争を指揮したマクナマラ氏の発言の数々がショックで、考えさせられる。この話が事実であることを忘れてしまうくらい、ドラマティックで残酷な戦争の真実。そんな大物が赤裸々に物事を語っているのにもびっくり。

彼の言うことはもっともだけど、結局は「戦争を止められなかった男」。ベトナム戦争時にはかなりの非難を浴びた。これが戦争を止めたなら、英雄として歴史に名を残しただろうけど彼は英雄ではなく「たまたまその時にその立場だった」凡人の1人だと思う。だからこそ、「凡人」が国防長官という権力がある地位でいる、ということが怖くなった。凡人でもバカでも、大統領や国防長官になれるという事実。今のアメリカもまさにそう。結構率直にアメリカ批判するマクナマラ氏。ブッシュ大統領とその側近達は、この映画を見たのだろうか??

この映画で使われている実際の昔の映像や肉声、特にケネディ大統領とマクナマラ氏の電話のやり取り等とても興味深い。あんな肉声のテープ、良く集めたなぁ。インタビュアー(監督)が出てこず、裏方に徹したのも、フォーカスがマクナマラ氏だけに当てられあちらこちらに話が飛ばず、良かった。

第一次世界大戦時に生まれ、20世紀の戦争を一番間近で見てきたであろう男の体験の数々は、とても貴重だ。どんな経験をしても、人間の本質は変わらない。理性だけでは戦争は回避できない。核戦争に至らなかったのはただ運が良かっただけ。戦争の「定義」「道義」によっては犠牲者数は減るだろう。でも、人間が人間でいる限り戦争は続く・・・・・戦争の本質は誰にもわからない。だからfog of warなのだ、と彼は言う。だけどこれからの明るい未来のために、二度と同じ過ちを犯さないように、後悔を込めつつ、彼は重い口を開いたのだと思う。最後、これ以上は語らないと言った彼の横顔が印象に残る。

戦争とは何か。何が許されて何が許されないのか。自分のしてきたことに誇りを持っていると言いながらも、常に自問自答している85歳の老人と同じく、私たちもまだ答えを見出せずにいる。

Story
ハーバード大学院卒、フォード社社長、ケネディとジョンソン政権下で国防長官、さらに世界銀行総裁を務め、現在85歳になったロバート・S・マクナマラ氏が、11の教訓とともに自らの体験を語り、キューバ・ミサイル危機やベトナム戦争の秘話を明かしていく。

監督:エロール・モリス
出演:ロバート・S・マクナマラ
2003年 アメリカ

フォッグ・オブ・ウォー マクナマラ元国防長官の告白 オフィシャルサイト

2005.10.24  ★★★★★
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by usamari | 2005-10-25 00:44 | た/な/は行の映画
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Welcome to Tim Land!!

友達に「DVDあるから貸すよ」と言われても、映画館で見る!と意気込んでいた私。ティム・バートンファンの私としては、映画館で見ないわけにはいきません。いやぁーよかった!!!

「ビッグ・フィッシュ」もとてもいい映画だったけど、ちょっとティム色が薄かったような。ここへきて、やっと「少し」毒のあるファンタジーが出来ました。「シザーハンズ」を思わせる色のない街に、チャーリーの工場内の色彩がほんっとクラクラする。甘さだけじゃない毒々しいおとぎの世界。工場入り口の「it's a small world」のような人形のシーン、ディズニーランドでさえ皮肉ってる世界観が大好きです。

要するに、弱者が最終的に勝者になるっていう昔話の普遍性を踏まえて、ティムなりの解釈を加えて出来上がったこの映画。世界中で読まれてる児童書をベースにして、昔の映画のリメイクだけど、それを上回る出来だと思う。傾いた家に住むチャーリーとお金持ちだけど心が満たされないウォンカ。最後のシーンなんて、なんかちょっとジーンときてしまいました。

もう、工場内にある施設が素晴らしく魅力的!!全部お菓子で出来た庭、胡桃を選別するリス軍団。テクノロジーを駆使した(でもレトロちっく)開発室。あれ、工場じゃなくてテーマパークだよね・・・・なんといってもあの透明エレベーター!!乗りたい。ドラえもんでも出せないよ(笑)間違ってもあれ欲しい!なんてパパにねだっちゃダメですよ。ダストシュートに落とされるかも・・・・

白塗りジョニー・デップは何をやってもハマりますね。静かな役から、オーバーな役でもなんでもこなせちゃう。浮きすぎな演技が素晴らしい(爆)ティムのミューズヘレナ、私もお気に入りノア・テイラー。2人とも貧乏な役が板につきすぎ(笑)チャーリーの子は、ネバーランドでもジョニーと共演したみたいですね。あんないい子、この世の中にいるのかなぁっていうくらいけなげな役を熱演しています。

最後に私のお気に入り、ウンパ・ルンパ!!感動すら覚えます。全員あの顔で無表情に踊られたらもう・・・・(笑)なんてステキなティム・ランド。ミッキー・マウスの代わりにウンパ・ルンパが歌って踊ってお出迎えします。

NOTE
監督:ティム・バートン
出演:ジョニー・デップ、フレディ・ハイモア、デヴィッド・ケリー、ヘレナ・ボナム=カーター、ノア・テイラー
2005年 アメリカ

Story
失業中の父、母、そして2組の寝たきり祖父母に囲まれ貧しいながらも幸せに暮らしている少年チャーリー。彼の家のそばには、世界一のチョコレートをつくり続ける謎に包まれた不思議なチョコレート工場があった。ある日、工場の経営者ウィリー・ウォンカ氏は、全商品のうち5枚だけに入っている“ゴールデン・チケット”を引き当てた者にだけ、特別に工場の見学を許可する、と驚くべき声明を発表した。そして一年に一枚しかチョコを買えないチャーリーも、奇跡的に幸運のチケットを手にし、晴れて工場へと招かれるのだが…。

チャーリーとチョコレート工場 オフィシャルサイト
次のCORPSE BRIDEも楽しみですね♪

2005.10.4  ★★★★★
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by usamari | 2005-10-10 14:28 | た/な/は行の映画
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監督:デヴィッド・O・ラッセル
出演:ジェイソン・シュワルツマン、ジュード・ロウ、ナオミ・ワッツ、ダスティン・ホフマン、マーク・ウォールバーグ、イザベル・ユペール
2004年 アメリカ

Story
環境保全団体の支部長を務めるアルバートは、森と沼を救うプロジェクトを前にイラついていた。なんでも揃う便利なスーパー、ハッカビーズのエリート社員ブラッドが、自らの新店舗建築計画とともに参入してきたのだ。まずは気を落ち着けて、偶然出会ったアフリカ人と自分の関係を探ろうと、アルバートは「哲学探偵」の元を訪れる。アルバートの私生活に密着した探偵夫妻は、アルバートの心の中にブラッドへの嫉妬があることを知り、彼に無我の境地を伝授するのだが…。

って、ストーリーだけ書いても全然わからん!実は予告を見たときは、「ハッカビーズ」っていうスーパーを舞台にしたコメディなのかと思ってた・・・・でも・・・・・本当の話は「自分探し」。出てくるキャラクターは全員変人で、でもみんなただ幸せになりたいだけ、っていうコメディのオブラートに包まれた結構哲学的な映画でした。

デヴィッド・O・ラッセルって、嫌いじゃないんだけどどーも時代の先を行き過ぎている気がしてならない。「スリー・キングズ」なんて、モロ今のアメリカの状態じゃん!あの映画作られたの1999年なのに。だから、今見ても「うーん、なんだかよくわかんないなぁ」って思うけど、だいぶ後で見たらなにか納得できるものがあるのかもしれない。

この映画の好きなところは、出演者全員がどこかズレててでも憎めないところと、そのズレてるところがかもし出す不思議な雰囲気。哲学的なことは漠然としかわからないけど、なんとなーく、「あ、そうなのかも」って思わせる何かがある。この雰囲気は、嫌いじゃない。
でも、やっぱり「面白かった!」って素直に思えないし、人に薦めにくい・・・・ビジュアルや音楽、セリフなんか凝ってて面白いんだけどね。話がすっきりしないんだよね・・・。

あとこの映画の見所は、なんといっても豪華な出演陣!しかも全員変人を嬉々として演じてる!私は主役(と言って良いと思う)のジェイソン・シュワルツマンのあの風貌が大好き。いかにも変人、でもなんとなーく知的な雰囲気。彼はなんとフランシス・フォード・コッポラの甥っ子にして、タリア・シャイアの息子という血統書付きの俳優さんなのでした。彼の「天才マックスの世界」は必見です。それに、イヤミなエリートが似合いまくりのジュード・ロウ。彼にはぜひ第二のヒュー・グラントとして頑張って欲しい。ただのハンサムな役はもういいから。ナオミ・ワッツのキレたモデルっぷり、ダスティン・ホフマンの絶妙な間合いとセリフ。イザベル・ユペールが真面目な顔してああいう役をやると、妙に説得力があるから不思議。そして、意外と良かったのが「スリー・キングス」に続いてマーク・ウォールバーグ!石油大嫌い、エコロジストの消防士、なんて変な役だけど今までの彼の映画の中でもベストの演技だったかも。

やっぱりこの映画は、出演者の妙演を見て楽しむ映画なのかも。ダスティン・ホフマンのああいう役、なかなか見れないですよ。あの飄々とした演技。やっぱり名優です。

ハッカビーズ オフィシャルサイト

2005.9.24  ★★★☆
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by usamari | 2005-10-01 16:58 | た/な/は行の映画
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監督:Jared Hess
出演:Jon Heder Jon Gries Aaron Ruell Efren Ramirez
2004年 アメリカ

Story
アメリカはアイダホの田舎町の高校生、ナポレオンはとにかく変な奴で学校でも誰にも相手にされない。そんな彼がメキシコからの転校生ペドロや怪しい叔父によって少しずつ変わっていき・・・・

it's so funny!!
思い切りオタクっぽい変わり者ナポレオンの高校生活を淡々と描いた映画。この映画はインディーズで口コミで広がり、全米興行収入10位入りを果たしたコメディ。MTV MOVIE AWARDでだいぶ話題になってました。日本ではビデオスルー(劇場未公開)だろうなぁ・・・・ずっと観たかったので観れてよかった!!

オープニングからして凝ってる。スタッフの名前が味気なく出てくるオープニングではなく、小物を使いなんだかおしゃれーな感じ。映画自体は全然おしゃれじゃないんだけど(笑)

まず、ナポレオンをはじめ出てくる人が皆おかしい!!兄のキップも負けず劣らずオタクでキモイし、一人アメフトを延々と撮り続ける叔父、ちょっとズレてる感覚とと髪型の女友達。でもそのおかしさにハマってしまう。何をするでもないんだけど、ナポレオンの存在感がすごい。いつでも口をポカーンと開けて、間も絶妙だししゃべり方や動き、見てるだけで面白い。他の出演者もものすごい味がある。

話という話がなく、彼の日常生活で途中まで結構だらだらしてるんだけど、ペドロの生徒会選挙応援が最高!!いやーJamiroquaiのあれは反則だわ。目が覚めました(笑)流れる音楽が80年代から90年代中盤までの音楽で、時代設定が曖昧だったんだけど・・・・すっかり80年代だと思ってたけど、一緒に観てたcharがこれは現在だ!って。「インターネットのチャットルームとか普通に普及してないし、BSBは90年代だろ??彼らは変わってるからあんなダサい格好してるんだよ!あれが80年代なら普通じゃん。」ってうーむ。確かに。

こういうゆるーいコメディ、大好きです。もちろん「ドッジボール」みたいなストレートなコメディもいいんだけどねー。こういう映画は好き嫌いが分かれそうだな。charは期待しすぎてたから、がっかりって言ってたけど。なんつーか、最初は「ん??」って思うんだけど何度でも観たくなるというか、後からじわじわ味が沸くタイプの映画かなぁ。平和なアイダホの田舎町の風景も最高にゆるーい感じ。これはとにかく、ツボを得たセリフとキャラの勝利。

日本版ビデオになったときのタイトルがわからない・・・・原題のままだといいな。

ナポレオン・ダイナマイト オフィシャルサイト(英語)

2005.9.7  ★★★★
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by usamari | 2005-09-09 00:15 | た/な/は行の映画

ドッジボール【DODGEBALL】

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監督:ローソン・マーシャル・サーバー
出演:ヴィンス・ヴォーン クリスティーン・テイラー ベン・スティラー リップ・トーン
2004年 アメリカ

Story
ピーターの経営する地域密着の零細スポーツジム“アベレージ・ジョー”は、道路を挟んだ向かい側で最新設備を擁するフィットネスジム“グロボ・ジム”に客を奪われ経営難に陥っていた。グロボの強欲経営者ホワイトは、そこにつけ込んでアベレージ・ジョーの買収に乗り出す。そしてついに、30日以内に滞納している5万ドルを支払わないとアベレージ・ジョーは潰され、グロボの駐車場に姿を変えてしまうことに。途方に暮れるピーターは、ラスヴェガスで開催されるドッジボール大会の優勝賞金5万ドルに最後の望みを託し、冴えないジムの仲間たちとドッジボール・チームを結成、往年の名選手だった老人オフーリハンに指導を仰ぎ、優勝目指して特訓を開始するが…。

私にとっては「ズーランダー」以来のベン・スティラーオバカムービー。やっぱ彼はキャラ濃くて、とことんやるから面白いわ。この映画では悪者ホワイトを楽しそうに熱演してます。

この手の映画は、嫌いな人は嫌いだろうな。コテコテのギャグとか、やりすぎ感もあるけど私はこういう軽いのは好きなのでついつい見てしまいます。ストーリーは大雑把、とにかくハッピーエンドは確実っていう映画だから映画館でもワイワイしながら見たいですね。

しかし、アメリカではドッジボールってメジャーなんだろうか??しかもルールが微妙に違う。小学校の頃習ったドッジボールは1つのボールでやってたけど、こっちのほうが面白そうだ(笑)いい大人たちがドッジボールに真剣になる姿も笑えるし、国際色豊かなチームも笑える。日本のフンドシ姿のカミカゼチームって・・・・裸の背中に背番号書いてるし(笑)未だにあんなイメージなのね。

クセモノ顔のヴィンス・ボーンが意外と普通の人を演じていて、なんだか新鮮。でもベンと逆じゃ面白みもないしなぁ。ヴィンス率いるメンバー達も個性があって面白い!あのチアガールの彼女が出来た男の子、どこかで見たことあるんだけど忘れちゃった・・・なんだっけ。

ちゃんと「弱者が最後に勝者になる」というセオリー通りで痛快だし、ヒロインもかわいいし(ベンの奥さんらしい)、頭使わなくて良いのでオススメですよ!

そういえば、字幕ナシで見たんだけど日本のチームが負けたとき解説者が最後に「domo arigato mr.robot」(アメリカのバンド、styxの昔の歌)と言ったんだけどあれはどんな字幕だったんだろ??気になる・・・・・しかしこの日本語のフレーズ、アメリカ人が一番知ってそうな日本語じゃないんだろうか(笑)

ドッジボール オフィシャルサイト

2005.9.3  ★★★
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by usamari | 2005-09-03 21:57 | た/な/は行の映画
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監督:クァク・ジェヨン
出演:チョン・ジヒョン チャン・ヒョク キム・テウク チャン・ホビン
2004年 韓国

「猟奇的な彼女」「ラブストーリー」の監督、クァク・ジョエンのこれまた切ないラブ・ストーリー。私は割りと「猟奇的な彼女」は好きなので、友達からDVDを借りて見てみました。

うーん。。はっきり言って、長い。前半のテンポのよさと、後半のバランスが良くなくてすごく長く感じてしまった。途中、もういいよーまだ終わらないの?と思ってしまったくらい。主役のカップルが何で付き合い始めたのか等が良くわからず、感情移入しにくかった。彼女の仕事をわかっているのに、わざわざ危険な現場に行くなんて自業自得じゃん!とか。後半は「セカチュー」とか「今、会いに行きます」みたいな展開で、こういう話が苦手なので途中で飽きてしまった・・・。

強引な展開と粗の目立つ脚本ではあるけど、最後までぐいぐい引っ張る力はさすが韓国映画。小道具も効果的だし日本の同じような映画より、出来がいいと思う。ただ、力技で泣かせようとする演出はもうカンベン・・・・大げさな音楽にもげんなり。感動的な場面のX-Japanはどうなの??びっくりしたよ。音楽の統一感もなさすぎ。

でも、この映画の一番のウリはなんといってもチョン・ジヒョンちゃん!前編出ずっぱり、警察官の制服も楽しめてチョン・ジヒョンちゃんファンにはたまらないんじゃないかな?かわいくて魅力あるよね。女優はかわいいのに、俳優は・・・・?「猟奇的な彼女」もそうだけど、なんかぱっとしない。「初恋のきた道」がチャン・ツイィーのための映画であるように、これもチョン・ジヒョンちゃんのための映画だと思う。

ちょっと私には向かない映画だったかなー。ジヒョンちゃんファンにオススメします!

僕の彼女を紹介します オフィシャルサイト

2005.8.15  ★★
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by usamari | 2005-08-15 20:18 | た/な/は行の映画

25時 【25th hour】

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監督:スパイク・リー
出演:エドワード・ノートン フィリップ・シーモア・ホフマン バリー・ペッパー アナ・パキン
2002年 アメリカ

N.Yの監督、スパイク・リーが9.11後のN.Yを折り混ぜながら描いたドラマ。

ニューヨーク。ドラッグ・ディーラーだったモンティは、何者かの密告で麻薬捜査局に逮捕され、保釈中の身だった。そして、25時間後には7年の服役のために収監される。その現実に打ちひしがれる彼は、馴染みの店で最後の夜を明かそうと2人の親友、高校教師のジェイコブと株式ブローカーのフランクを誘う。また一方で、恋人ナチュレルが密告者ではないかと疑惑を募らせるモンティ。こうして、彼のシャバでの最後の夜が始まるが…。

昔のスパイク・リーからは考えられないほど、洗練されていて大人なドラマだった。途中途中で、怒りのパワーが溢れる描写もあるけど、基本的に静かで内面を深く掘り下げた超「個人的」な話。ドラッグディーラーが捕まるのは自業自得だし、同情の余地もないけど収監=人生の終わり、という現実。一回刑務所に入ったら、もう入る前の自分ではなくなり全てをなくしてしまう。その痛々しさがすごく伝わってきた。

自分勝手なくせに憎めないエドワード・ノートン。苛立ち、不安、悲しさ、そんな感情をうまく演じていてさすが。なで肩で一見弱そうな男なのに、「アメリカン・ヒストリーX」のようなコワモテも違和感なく演じられ、今一番の演技派俳優かもしれない。対する親友の気弱な高校教師役はフィリップ・シーモア・ホフマン。彼以外に考えられないほどの適役。「ブギーナイツ」「マグノリア」「ハピネス」でもそうだけど、気弱でモテなくて、妄想だけは人一倍の役は彼以外に考えられません。いや褒め言葉です(笑)意外なのがバリー・ペッパー。顔がタイプじゃないので名前は知っててもノーチェックだったんだけど、この映画では彼の作品の中でも1番の演技じゃないのかな。一番いい味出してた。あれ以上でもあれ以下でもない、ギリギリの演技。すごい。

私はスパイク・リーが好きだ。時に過激で、言いたいことが多くて饒舌になり、too muchな脚本を書く。彼の映画ははっきり言って冗長すぎると思う。でも、彼はすごく情熱的で才気溢れ、まっすぐに映画を作ってる気がする。しかも、普通あまり見られないような内容の映画ばかり。彼の映画でなければ知ることのできなかったN.Yの内面を、これでもかと見せ付ける。

そしてもうひとつの主役が「9.11後のN.Y」。グランド・ゼロの映像をあんなにはっきりと見せた映画があったろうか。あの跡地を見ながら、もうすぐ収監され二度と会えないであろう親友を思い、酒を酌み交わす。このシーンと主人公がトイレの鏡に向かい怒りをぶつける場面は、鳥肌が立つくらいの凄みがある。

スパイク・リーのN.Yへの愛情と嘆きがそこかしこに表現されていて、胸を打ちます。
ラストも、あれで正解。痛いけど、自分のやったことの罪は自分しか償えないのだから。

25時 オフィシャルサイト

2005.7.30  ★★★★★
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by usamari | 2005-08-06 22:49 | た/な/は行の映画