movie+music+love=maimai


by usamari
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

<   2006年 01月 ( 18 )   > この月の画像一覧

b0033799_20553328.jpg
実在のポルノスターと殺人

ヴァル・キルマーって、昔から苦手な俳優。でも、この映画のヴァル・キルマーはすごく良かった。ドラッグ中毒で、めちゃくちゃで、「落ちぶれたポルノスター」という役はぴったりだった。ポルノスタージョン・ホームズが関連した、1981年に実際にあった殺人事件を描いたこの映画。80年代ってなんかかなり懐かしい雰囲気。こういうテーマの映画は好きです。

コラージュや80年代の音楽、暴力的でドラッグまみれのパーティ、演出なんかはかなりよかった。実際のところ、事件はすぐに解決しなかったみたいだけど、この映画ではかなり筋が通ってて、もう犯人はわかりきってるよね。ラストその後の人たちがどうしたか、っていうところで出てくるけどそんなもんで済んじゃうの?!って思った。4人殺して、1人重症を負わせたのに。

途中の同じ事件を違う人物から聞き再現させていく、という構成は面白い。どちらが正しいかはすぐわかるけど、あの状況じゃあどっちもどっちだよね。どっちもろくでなしのジャンキーだし。そんなのに翻弄される警察って・・・・。そんなもんかなぁ。

なんか見たことあるぞ?!と思ったらケイト・ボスワースだった。10代のかなりヤバめの女の子役だったけど、違和感ないねー。あ、でもまだ23歳か。可愛い。リサ・クドローはかなり老けちゃって、でもやっぱり私の中では「フレンズ」のフィービーだから変な感じ。他にも実はジャニーン・ガロファロとか、クリスティーナ・アップルゲイト、ティム・ブレイク・ネルソンとか出てた。ちょこちょこっと豪華キャスト。てか、キャリー・フィッシャーが出てたのに全然気づかなかった・・・レイア姫はどこにいたの??一番びっくりしたのは、パリス・ヒルトン!わお。セリフは一言、10秒くらいしか出てないのにしっかりクレジットが・・・さすがパリス。パーティには欠かせないしね。

特に面白い!というものではないけど、実話好きな私には普通に楽しめました。当時のハリウッドの暗部、というのも興味深かったです。見にいこうか迷ったけど、DVDで正解。

Story
1981年、ロサンゼルス・ハリウッドのワンダーランド通りで4人の惨殺死体と危篤状態にある一人の女性が発見される。最初は麻薬がらみのありふれた事件と思われていた。ところがやがて70年代に絶大な人気を誇ったポルノ王ジョン・C・“ジョニー・ワッド”・ホームズと大物ギャングのエディー・ナッシュの関与が取り沙汰されるようになると、ハリウッドの暗部をさらけ出す事件として全米中の関心の的となる。関与を否定するホームズ本人に加え、事件当日彼と一緒にいた恋人のドーン、そして別居中の彼の妻シャロンらが警察の尋問を受ける。が、それぞれの証言は食い違い、事件の闇はますます深まってゆく。

NOTE
監督:ジェームズ・コックス
出演:ヴァル・キルマー、ケイト・ボスワース、リサ・クドロー、ジョシュ・ルーカス
2003年 アメリカ/カナダ

ワンダーランドオフィシャルサイト

2006.1.28  ★★★
[PR]
by usamari | 2006-01-28 21:18 | ま/や/ら/わ行の映画

ウィスキー【WHISKY】

b0033799_2028209.jpg
ウルグアイ映画日本初上陸!

前々から噂を聞いていたこの映画。なんでも、南米ウルグアイでは映画は60本くらいしか作られたことがなく、この映画が日本で初めてのウルグアイ映画なんだと。すごいね。

細々と靴下工場を営むハコボと、真面目さしかとりえのないような従業員マルタ。弟がブラジルから来ることになり、マルタに妻役を頼むハコボだが、それをきっかけにマルタの気持がどんどん変わっていく。化粧っけもなく、同じ事を淡々と繰り返す毎日。そんな毎日に、ハコボの「妻役」という非日常的な役割を与えられ、生き生きしていくマルタの様子が可愛い。頼んだのはいいものの、頑固なハコボは色々段取りをこなすマルタに圧倒されっぱなし。「偽りの夫婦を演じる」という非日常の中で、2人の縮まりそうで縮まらない距離がもどかしい。最後までかたくなに自分を変えないハコボ、そして工場に来ないマルタ。規則のように繰り返されていた毎日が、ここから変わり出す。観客に想像の余地を残すラストが良い。

この映画の雰囲気は、見る前からアキ・カウリスマキっぽいなぁと思った。セリフ、演出の少なさ、工場の雰囲気、淡々としたマルタの表情は「マッチ工場の少女」を思い出した。もちろんカウリスマキのほうが全然上だけど、ウルグアイの風景や普通の人々の話を初めて見たので興味深かった。説明好きなハリウッド映画を見慣れている人には少々退屈かもしれないが、見た直後より、後からじわじわと味の出てくる映画。

固定されたカメラに距離感と緊張感が生まれ、そこはかとない面白さをかもし出す。ちょっとした事柄に各キャラクターの個性が出て、大して盛り上がりもない話なのについつい見入ってしまう。

人生ってちょっとした勇気で変えられる。でもそれを選択するかどうかはその人次第。感想の分かれるラストだと思うけど、私は、マルタは太陽の光輝くブラジルへと旅立ったんじゃないかなと思う。ちなみに、「ウィスキー」とは写真を撮るときの掛け声。日本だと「はい、チーズ」にあたる。ウィスキーというときの彼らのぎこちない微笑みが、印象に残る。

Story
ウルグアイのとある町。父親から譲り受けた寂れた靴下工場を細々と経営する初老の男ハコボ。彼の工場には控えめで忠実な中年女性マルタも助手として働いている。長年一緒に仕事をしている2人だったが、必要最低限の会話以外とくに言葉を交わすことはなかった。そんなある日、疎遠となっていたハコボの弟エルマンが訪れてくることに。そこでハコボは弟が滞在する間だけ夫婦のフリをして欲しいとマルタに頼み込む。彼女は同意し、2人は早速準備に取り掛かるのだったが…。

NOTE
監督:フアン・パブロ・レベージャ、パブロ・ストール
出演: アンドレス・パソス、ミレージャ・パスクアル、ホルヘ・ボラーニ
2004年 ウルグアイ/アルゼンチン/ドイツ/スペイン

ウィスキー オフィシャルサイト

2006.1  ★★★★
[PR]
by usamari | 2006-01-28 20:53 | あ/か/さ行の映画

LOVE

今日は、仲良しだけで集まって、良く行くベトナム料理店ニャー ヴェトナム シノワ行きました。Naokoさんの結婚オメデトウを兼ねて。

b0033799_113112.jpg



b0033799_1132798.jpg

去年行ったベトナムを思い出させる装飾がステキ。なんか懐かしかった。ご飯は、日本人向けになってるけど美味しい!鍋コースのフォー付きでした。やっぱベトナム料理は私に合います。

Naokoさんは、韓国人の方と結婚するのでこれから韓国に住むそうです。ハングル語はすこーししか出来ないらしいけど、大丈夫かなぁ。でも、叶美香のようなゴージャス美女Naokoさんと、イ・ドンゴン似(「パリの恋人」に出てた人)のイケメン彼氏の組み合わせはほんっとドラマのよう。いいなぁ。幸せになってね!!


b0033799_1212567.jpg

新宿アイランドタワーにあるLOVE。皆でくぐってみました(笑)

オマケ


b0033799_1223388.jpg

暗くてよく見えないけど、Naokoさんが持ってたヨン様ボールペン!ヨン様がバッチリ印刷されています・・・・すごい。
[PR]
by usamari | 2006-01-24 01:25 | diary

海辺のカフカ

小さい頃から、本を読むのは好きなんだけど、ここ2.3年あまり読んでいなかった。
恋愛小説はほとんど読まず、ミステリーもの、フィクション、人間ドラマなんかが好き。宮部みゆき、乃南アサなんかはほとんど読んでます。でも、明らかに読書量が減ったなと思い、今年は沢山本を読もう、と決めた。ジャンルにこだわらず、興味のあるものはどんどん読んでいこう。でも、特に文学作品といわれるもの、昔の海外のものなんかを読みたい。「夏目漱石」とか「太宰治」とか勉強のようで今まで素通りしちゃったんだけど・・・。

今ハマっているのは村上春樹「海辺のカフカ」。まるで昔のヨーロッパ映画やデイヴィッド・リンチの映画のようで、その奇妙な世界にどっぷり浸かっています。まだ上巻が読み終わったばっかりだけど、これを読んでいると色々な本の話題が出るのでギリシャ神話とか、千夜一夜物語とか読みたくなってくる。このタイトルにあるフランツ・カフカの「化身」などもかなり興味あり。村上春樹は「ノルウェイの森」しか読んだことがなかったけど(しーどらさんのオススメ)、もっともっと読みたい作家になった。そういえば、驚いたことにちょうど同じときにアメリカ人の友達がこれを読んでいて、英語版だとセリフが違った味わいで面白い。

今年の目標は大雑把に言うと「沢山本を読む」「資格を取る」「禁煙」「貯金」だけど、禁煙がかなりの難問・・・・一生「禁煙する」とか言ってそうだけど、頑張ってあがいてみよう。
[PR]
by usamari | 2006-01-23 16:27 | diary
b0033799_19552167.jpg

見ごたえのあるミュージカル

なんとなくこの映画は映画館で見そびれてしまったんだけど、なかなか興味深く見ました。映画館で見たらもっと迫力があったかも。ストーリーがきちんとあるし、曲が気に入りました。最近のミュージカル映画は、スターが歌って踊ってノリも軽くてそれはそれで面白いんだけど、この映画はあえて大スターを使わず、それが良かったように思う。もちろん「オペラ」として見たら学芸会のようなものなんだろうけど、主役3人の歌はそれなりにうまいし、キャラクターに合っていて良かった。

ジョエル・シューマカーはほんっと幅の広い監督だと思う。色んなジャンルの映画作れるよね。その分浅くて私はあんまり好きじゃないんだけど。なんかどれも中途半端な気がする。だからこの映画も浅いっちゃ浅いんだけど、エンターテインメントとして見る分にはいいんじゃないかなぁ。私はこの「オペラ座の怪人」の舞台も見たことがないし、きちんとした話を知らなかったから、楽しめました。ただクリスティーヌの心情が伝わりづらい気がした。結局どっちなのあんた?!って。ファントムも、ラウルも可愛そうな気がした。

舞台セット、衣装、雰囲気はとても良かった。どことなく、ハリウッド映画というよりイギリス映画の雰囲気を感じたのは気のせい?音楽は、舞台を手がけたアンドリュー・ロイド=ウェバーという人が作っただけあって聞き応えがあります。クラッシックなオペラというより、現代っぽくちょっとロックな感じなのも良いですね。

オープニングの、壊れたシャンデリアが復活しモノクロからカラーへ変わる瞬間。ドロドロした愛憎物語の世界が始まる・・・・という素晴らしいシーンでした。モノクロシーンの、何十年後かにオペラ座を振り返るラウルが切ない。

ファントムはセクシーですね!!顔も言うほど醜くないし。確かに狂人化してますが。でも、純粋にクリスティーヌを想っていて、その愛情の表し方を知らなかっただけの哀れな男なんだなぁ、と同情してしまいました。完全に味方は出来ないけど、切ない。
クリスティーヌ役のエミーちゃん、すっごい可愛いです。「ミスティック・リバー」で初めて見たけど、純真無垢な役がぴったり。ああいうドレスも似合うし。ラウル役の人は知らないけど、なかなかのイケメンです。この3人は歌を吹き替えナシで歌ってるとのこと。素晴らしいです。
どうでもいいけど、ミニー・ドライヴァーはミスキャストじゃ・・・・下町のオバちゃんぽくて、オペラのプリマドンナには見えない。(単純に好きじゃないだけなんだけど)

オペラ座の怪人の話を知らない人はぜひ見て欲しい。単純に楽しめます。そしてあの有名なテーマ曲が頭の中をグルグル回ります・・・・

Story
1870年、パリ。華やかな舞台でにぎわうオペラ座は、一方で、仮面をかぶった謎の怪人“ファントム”の仕業とみられる奇怪な事件の頻発に揺れていた。そのファントムを、亡き父が授けてくれた“音楽の天使”と信じ、彼の指導で歌の才能を伸ばしてきた若きコーラスガール、クリスティーヌ。彼女はある時、代役として新作オペラの主演に大抜擢され、喝采を浴びる。幼馴染みの青年貴族ラウルも祝福に訪れ、2人は再会を喜び合う。だがその直後、ファントムが現われ、クリスティーヌをオペラ座の地下深くへと誘い出すのだった…。

Note
監督:ジョエル・シューマカー
出演: ジェラルド・バトラー エミー・ロッサム パトリック・ウィルソン  ミランダ・リチャードソン
2005年 アメリカ/イギリス

オペラ座の怪人 オフィシャルサイト

2006.1.21  ★★★☆
[PR]
by usamari | 2006-01-21 20:18 | あ/か/さ行の映画
b0033799_19371262.jpg

期待した分がっかり

久しぶりのジョディー・フォスター。やっぱり少し老けたものの、キレイです。知的で品があるよね。映画館で最後に見たのは、「パニック・ルーム」だったかなぁ。この映画では、パニックルーム以上にパニックになってました!!そりゃ娘がいなくなったら心配だけどさぁ、なんか異常な気がしないでもない・・・・って思った。ダンナがあんな死に方して、精神不安定なのもわかるけどね。母は強し。

この舞台になる飛行機、すんごい豪華!!見たことないです。こんな飛行機のファーストクラス、乗ってみたいもんですね。航空機設計士っていう設定を見事に生かしたアクションもなかなかです。でもやっぱり、ネタが早い段階でわかってしまうのでその後の展開が・・・・「あ、もう謎は解けたからいいや」みたいな気分になってしまうのです。後は蛇足な気がしてしまう。

パイロットのショーン・ビーン、ステキです!!最近注目のピーター・サースガード、ちょい役でエリカ・クリステンセンも出てますね。なんかホンモノの客室乗務員の方々からクレーム来たらしいけど(あんな冷たい接客はしない!など)、実際あんな乗客居たら大変だよね。死んでしまった娘を探されても・・・・。スッチーの友達にこの映画の感想を聞いてみよう。

この映画、見る前にかなり期待をしていたので実際がっかりです。もっとサスペンス度を上げて欲しかった。サスペンスというより完全にアクションじゃん・・・・。DVDで見てよかった。映画館だったら勿体無かった・・・・。

Story
愛する夫を突然の事故で亡くし深い悲しみに暮れる航空機設計士のカイル。彼女は夫の遺体を引き取り、6歳の娘ジュリアと共に最新型のジャンボジェット機で帰国の途上にあった。ところが、飛行中の機内でジュリアが忽然と姿を消してしまう。しかし乗客はおろか乗務員の誰一人としてジュリアを見た者はいなかった。さらには搭乗記録すらも存在しなかったことが判明する。それでも必死にジュリアの行方を捜すカイルに対し、乗務員がFAXで送られてきた情報を伝える。それによると、ジュリアは夫と一緒に亡くなっていたのだった。すべては精神的ショックが原因の妄想だったのか・・・・?

Note
監督:ロベルト・シュヴェンケ
出演:ジョディ・フォスター  ピーター・サースガード  ショーン・ビーン 
 
フライトプラン オフィシャルサイト

2006.1.18  ★★☆
[PR]
by usamari | 2006-01-21 19:53 | た/な/は行の映画
b0033799_0274448.jpg

ヒトラーの自殺、そしてドイツ軍の終焉

歴史上もっとも憎まれているであろう人物、アドルフ・ヒトラーの自殺するまでの12日間を、当時ヒトラーの秘書をしていたトラウドゥル・ユンゲの目を通して描いた、真実に基づくドラマ。

冷酷無比で狂気の人というイメージの強いヒトラー。この映画ではなぜそんなヒトラーが統帥まで上り詰めたのか、なぜあそこまでしてしまったのかなど、内面を掘り下げてはいない。多少人間的な面は見せるものの、「ヒトラーの伝記映画」ではなく「終戦を迎えたドイツ軍」という組織を内部から見た映画である。

ヒトラーとその側近達とのやりとりや、地下の首相官邸の様子、当時のベルリンの状況などとても興味深い。感情的になりそうな題材だが、あえて感情を抑え、冷静で客観的な作りが良い。音楽もほとんどなく、静かに、淡々と「戦争」のもたらす悲劇を見せる。ヒトラーを崇拝し、市民軍として戦う国民のことはおかまいなし。ケガ人、市民をほったらかして避難する軍部。街は激しいソ連軍の砲撃に合っているのに、食料も十分にあり、飲んだくれる軍幹部たち。そんな中徐々に狂気を帯びるヒトラー。ついに指揮まで放棄し、妻エヴァと共に自殺という自分勝手な最期を迎える。

巨大な組織を一人の独裁者がまとめるというのは、やはりムリがあるのだろう。トップの考え、命令は末端までは届かず、徐々に体制が崩れ始める様が丁寧に描かれている。もちろんドキュメンタリーではないので脚色はあるだろうが、大まかな出来事は事実だろうしとてもリアルだ。

この映画の主役でもある秘書ユンゲはまだ生きていて、ラストにコメントを入れている。この映画に出てくる人物は全て実在で、ヨーゼフ・ゲッベルス首相と妻の最期は特に凄まじい。

ドイツ人監督オリヴァー・ヒルシュビーゲルは、私の好きな「es」の監督。こんな映画も撮れるんだ。この映画を撮っただけでも勇気があると思う。そして、ヒトラーを演じるブルーノ・ガンツは凄い!!!の一言。まるで現代に蘇ったかのような力演。

私は割りと歴史や戦争映画は好きで良く見ます。この映画は間違いなく傑作。特に歴史に興味のない人でも、ブルーノ・ガンツの演技だけでも見る価値はあります。

Story
1942年、トラウドゥル・ユンゲは数人の候補の中からヒトラー総統の個人秘書に抜擢された。1945年4月20日、ベルリン。第二次大戦は佳境を迎え、ドイツ軍は連合軍に追い詰められつつあった。ヒトラーは身内や側近と共に首相官邸の地下要塞へ潜り、ユンゲもあとに続く。そこで彼女は、冷静さを失い狂人化していくヒトラーを目の当たりにするのだった。ベルリン市内も混乱を極め、民兵は武器も持たずに立ち向かい、戦争に参加しない市民は親衛隊に射殺されていく。そして側近たちも次々と逃亡する中、ヒトラーは敗北を認めず最終決戦を決意するが…。

NOTE
監督:オリヴァー・ヒルシュビーゲル
出演:演: ブルーノ・ガンツ アレクサンドラ・マリア・ラーラ ユリアーネ・ケーラー トーマス・クレッチマン

ヒトラー 最期の12日間 オフィシャルサイト

2006.1.16  ★★★★☆
[PR]
by usamari | 2006-01-17 01:04 | た/な/は行の映画
みなさんは、映画を見る時もしそれに原作があったら、先に本を読みますか?それとも、映画を先に見ますか?

もちろん、たまたま読んでいた本が映画化された、という場合もあると思うけど私は大体「原作を先に読む派」。元々本が好きなので、本のほうが感情移入やイメージがわきやすく楽しめる。ただの自論だけど、大抵の映画って原作のほうが良い。大好きな原作の映画が酷いと、ほんとがっかりするよね。こんな話じゃないのに!って。

こんな話をしたのは、やっと大好きな宮部みゆきの「模倣犯」を読み終わったから。文庫本になるまで待って、やっと5巻分読み終わりました!数年前に映画化された「模倣犯」を見たけど、その時は「えええ??なにこれ?」って印象でした。まだ、原作を読んでいなかったから。でも、今やっといかに映画が酷かったかというのがわかりました。

あんな長く複雑な話を映画化するのも大変だと思うが、あれは全然違う話になってしまっている。そもそもの、宮部みゆきの言いたかったことと、森田芳光監督の考えがまったく違う。ラストを変えることに、何の意味があったのかも全然わからない。とにかく、酷い。

あの映画でよかったのは、山崎務だけだったんだと今気づいた。映画でがっかりされた方も、ぜひ原作を読んでみてください。本当に素晴らしいから。私は原作を読んだから良かったけど、そうじゃない人は宮部みゆきを誤解するんじゃないんだろうか?
宮部みゆきの作品は良いものが多く大ファンなのですが、映像化すると途端にダメになってしまうのは何でだろう・・・?原作が良すぎるのか??

模倣犯 文庫本

余談だけど、あの複雑な原作を映画化して、あんなエモーショナルな作品にした「ロード・オブ・ザ・リング」のピーター・ジャクソン監督ってすごいんだなぁと改めて思った。(比べるまでもないけどね)
[PR]
by usamari | 2006-01-14 20:17 | 映画あれこれ
b0033799_19164230.jpg

テーマの割りに重くない佳作

私は、主人公が死ぬとわかっている映画は嫌い。そういうドラマも嫌い。「泣かせる」ことを前提として、これでもかと大げさな演出ばっかりするから。でも、「みなさん、さようなら」のような佳作もある。要するに、私は「死」というテーマでも淡々と向き合っているものが好きらしい。

この映画は、ペドロ・アルモドバルが製作したのでぜひ見てみたかった。いつもレンタルビデオで貸し出し中で、今日やっと見れました。主人公のアンはガンで2ヵ月後に死ぬ、と宣告されてそれからも誰にもそれを言うことなく、自分の死ぬまでにしたいことリストをつくり、静かにそれを実行していく。自分なら絶対できない、もっと取り乱してしまう、と思うから、アンに共感はしにくいものの、そのストーリーの進め方や淡々とした雰囲気はとても良かった。

主人公はいわゆる白人貧民層(ホワイトトラッシュ)だけど悲壮さはまったくなく、夫も失業ばかりだけど愛情深く、子供達と楽しくトレイラーハウスで暮らし、セレブだけど生活がぐちゃぐちゃな人よりは精神的にとても幸せなんだろうなぁ。そんなアンの死ぬまでにしたいことも、とてもささやかでリアルだ。今から出来ること、と言ったらそういうことしかないのかもしれないなぁと思った。「「死」を宣告されて、初めて長い眠りから目が覚めたようだ」と、そうなって初めて自分の人生を振り返りこれからの残された時間を考える。

都合よくいい男が現れたり、同じ名前の優しい女性が隣に越してきたり、病気の悲惨さは見せなかったり、リアルじゃない映画だがこういう映画にリアルさは求めていないのでいいと思う。むしろ、都合の良い展開のほうが残された家族が幸せになるんだろうな、と先も読めてちょっとほっとする。演出もコインランドリーやファミレスでの出会い、医者のキャラクター、隣に住むアンのエピソード等、細かいところが印象に残る。

それにしても、主役のサラ・ポーリーはやっぱりうまい。うますぎる。セリフは多くなくてもちょっとした視線やしぐさで、多くを語る。透明感があり、とてもリアル。「スイート・ヒア・アフター」の演技も凄かったし。頭も良く、落ち着いていて大好きな女優です。

1つ叶わなかったこと・・・・家族で海に行くこと。でも、アンのいなくなった後皆で海に行くシーンがあり、そこが一番切なかった。

今の私なら何をするだろう?としばし考えてしまった映画でした。

Story
23歳のアンは、母親の家の裏庭にあるトレーラーハウスで失業中の夫と幼い2人の娘と暮らし。だがある日、彼女は突然腹痛に襲われて病院に運ばれる。そして、医師から余命2ヵ月の宣告を受ける。若さのせいでガンの進行が早く、すでに全身に転移してしまっていた。アンはこのことを誰にも打ち明けないと決意し、ノートに死ぬまでにしたいことを書き出していった。そしてその日から、彼女はその秘密のリストを一つずつ実行していくのだった…。

NOTE
監督:イザベル・コヘット
出演:サラ・ポーリー マーク・ルファロ スコット・スピードマン レオノール・ワトリング
2003年 カナダ/スペイン

死ぬまでにしたい10のこと オフィシャルサイト

2006.1.14  ★★★☆
[PR]
by usamari | 2006-01-14 19:49 | あ/か/さ行の映画
b0033799_19381640.jpg
南部ならではのスリラー映画

ルイジアナ州を舞台にしたサスペンス。派手ではないけど、じわじわくる怖さがあります。日本未公開らしいけど、キャストが豪華な割りに地味な印象だもんね・・・・。もったいない。でも話はほんと良くできてます。その辺の、若い子がキャキャー言うだけのホラーとは全然違います。

この映画の主役のひとつは、「家」と「風景」。だだっぴろく古い家、湿地帯の湿った空気。奇妙な木。そこに伝わる魔術は、ブードゥではなく、フードゥ(HooDoo)。実際にニューオリンズの伝統魔術だそうです。フードゥがポイントで、色々な魔術が出てきます。

曰くありげな屋敷に、住み込みで看護師として働くことになったキャロラインが、家主ヴァイオレットからもらった”スケルトン・キー”。スケルトン・キーとは、どのドアでも開くキーのこと。キャロラインは広い屋敷を好奇心から覗いてみたが、でも1つだけそのキーで開かない部屋があった・・・・。この家にまつわる忌まわしい過去が明らかになり、怪しげなレコードや本を発見する。でも寝たきりのヴァイオレットの夫を置いていけず、連れ出す計画を立てるが・・・・

なんていうか、南部の奴隷制度や悲しい過去、黒人に伝わる魔術、そういうのがうまく作用している映画だと思う。雰囲気がかなり出てます。ただ驚かしたり、血がいっぱい出てきたり、そういうわかりやすい怖さじゃなく、精神的な怖さがある。ラストもかなり鳥肌が立ちました。でも、そこに至ってしまうのもわかる気がする・・・・・ハリウッド映画には珍しいバッドエンド。

主人公はケイト・ハドソン。その辺にいそうな可愛さが良いです。なんと、ジーナ・ローランズが出てました!知らなかったのでびっくり。やっぱうまい。そして最近の私の大注目、ピーター・サースガード。ジョディ・フォスターの「フライトプラン」にも出るし、これから売れっ子になりそう。ジョン・ハート・・・・全然セリフはないけど、ああいう役てうまい人がやらないと真実味ないよね。てか途中までイアン・マッケランかと思ったよ(笑)

なかなか丁寧に作ってあり、こういうジャンルの中では良いほうだと思います。てか、こういうジャンルの映画好き。そろそろレンタルビデオも出てるかな??

NOTE
監督:イアン・ソフトリー
出演:ケイト・ハドソン ジーナ・ローランズ ジョン・ハート ピーター・サースガード
2005年 アメリカ

スケルトン・キー オフィシャルサイト(英語)

2006.1.9  ★★★☆
[PR]
by usamari | 2006-01-09 20:03 | あ/か/さ行の映画