Bad Santa
2004年 12月 14日
監督:テリー・ツワイゴフ
出演:ビリー・ボブ・ソーントン トニー・コックス ローレン・グレアム
2004年 アメリカ
あのアンジェリーナ・ジョリーの元ダンナ、個性派俳優のビリー・ボブ・ソーントンが主演のクリスマスムービー。でも、いわゆる正統派のクリスマスムービーじゃない。主役のサンタはデパートで強盗を繰り返す悪人。しかもアル中、子供が嫌い。そんな男が一人の少年とであって徐々に変わっていくっていう作品だけど、とりあえずF-Word満載のこの映画は、ファミリー向きじゃないことは確かです。
この監督はビジュアルセンスがあって、前作『ゴーストワールド』のような淡々とした感じがいい。笑いもまぁ下品なんだけどありきたりのギャグじゃなくて結構笑えた。脚本が思ったよりしっかりしてて、アラがないしテンポも悪くない。すごーく感動する、とか共感する、とかそういうことはないけどいい映画だった。普通なら悪いことばかりしてきた男がある少年に変えられて、っていう心温まるドラマになるのかもしれないけど、これはとにかく普通の映画の展開ではなく、悪い奴はとことん悪い。そう簡単に子供が好きになれないし、改心なんて出来ない。でもそこがいい。なんだか「ちょこっとほんわか」する映画。不器用な人はずっと不器用で、でもそれはうそ臭くなくて大げさな展開よりはずっといいと思う。
子役がものすごくハマってた!名前もヘンで見た目もデブちんでちょっとのろいけど、すごく優しい子。ニセサンタでも主人公と友達になりたくて、一生懸命。手作りのプレゼントが泣かせます。それにビリー・ボブが最高にいい!!彼はほんとに演技がうまいと思うけど、それ以上に、なんていうかセクシーだよね(笑)私生活では色々あるけど、私はこの役者大好きです。酒とタバコが似合うんだよねー。
最後はクリスマスらしく、ちょっとした奇跡が起きてハッピーエンド。こういう映画っていいよね。今年のクリスマスは子供と一緒なら「ポーラー・エクスプレス」、大人ならこの映画を観て欲しいです。
バッドサンタ オフィシャルサイト←不敵な笑みのビリー・ボブがステキ。
2004.12.13 ★★★★
by usamari
| 2004-12-14 00:29
| た/な/は行の映画