オールド・ボーイ
2004年 11月 08日
監督:パク・チャヌク
出演:チェ・ミンシク ユ・ジテ カン・へジョン
2003年 韓国
先日、MTVで最初の10分間を観て、今日観に行きました。やっぱ映画館は違うねー。同じものでも、迫力が違うっていうのを改めて思いました。
とにかくこの映画・・・・うーん。私は割りと面白かったけど、人にはオススメしにくいなぁ。なんていうか、うわーヘンな映画観ちゃったなぁ、っていう感じ。タランティーノが好きそう(笑)賛否両論、というのがわかる気がする。画面から常に「怒り」っていうのがにじみ出ていて、観てて圧倒されるし終わった後疲れる・・・・。
日本の漫画が元になっているだけあって、ストーリーはちゃんとしていて、すごく引き込まれた。ただ、その描き方がすごく変わってる。映像も面白くて、迫力のあるアングルだったりしてはっとさせられるところもある。そして、ものすごーく痛々しくてリアルな描写が多い。グロイというか。なんだか衝撃を受けます。普段、薄味ハリウッド映画を見慣れている人は、こういう映画を観たらすごくびっくりするかもしれない。ああいう商業映画、大作映画っていうのは観客に気を使い、観客にわかりやすく、すごくソフトに作っているから。ハリウッドが早速リメイクするらしいけど、どうするんだろうか・・・・。ある意味今の韓国でしか作れない、韓国でしかわからない衝撃度のような気もするし。
あんまり書くとネタバレになるんだけど、要するにある男が突然15年も監禁されて、なぜ、誰が監禁したのかまったくわからないまま解放されて、復讐に行くという話。観ていくとわかるけど、「なぜ監禁されたか」よりも「なぜ解放されたか」のほうが重要。
人は生きているうちに、自分の身に覚えのないことでも誰かの怒りを買ってるかもしれない。ちょっとしたことでも誰かを傷つけてるかもしれない。あなたは、誰からも恨まれたことはない。そう言い切れますか?
とりあえず、デートにはオススメしません。興味があったら一人で観たほうがいいかも。
オールド・ボーイ オフィシャルサイト
2004.11.8 ★★★★☆
by usamari
| 2004-11-08 23:10
| あ/か/さ行の映画